節分豆撒きバトルロワイアル
思い付いた、なので書いたのだ、あっ!シルフィア番外編も投稿されてるよ!
ーー始まりはあまりにも突然だったーー
ピンポンパンポン〜今日は節分でーす、全ての生徒は校庭に集まって下さい。ピンポンパンポンー
「節分?物語の中じゃまだ1月かそこらだったと思うんだけど」
「知らないよ、この作品は時間軸がガバガバだからさ…あ、どうも、金子練です。」
「パパーパパー節分って何なの?」
「節分ってのはね、豆を投げて心の鬼を追い払う日…だったかな?確か年齢の数だけ豆を食べるんだ」
「私だったら3日ぐらい食べ続けないとだめかも?」
「私は…存在が確立されたばっかりなんだよね、この場合は【金子華蓮】じゃなくて【金子練】として豆を食べるべきなのか。」
「…何で居るんだお前」
「ゲスト的な?」
「んんー、あーあー、うん、聞こえるね」
ん?学園長の声だ…ってマイク!?
「今から、折角の節分なので豆撒きバトルロワイアルを行いまーす!」
は?バトルロワイアル?
「今回は特別な豆、ノックバックビーンズを使って豆撒きをする!どんなんかというと胴体や頭に当たるとちょっと吹っ飛ぶ豆だ、物理的に鬼も追い出せるぞー!」
凄い高性能な豆だな…豆にする必要あった?
「それじゃお願いしまーす!」
すると学園長が指パッチンを鳴らすと同時に腕に違和感が…腕輪?
「それはノックバックを感知して強制的に転移させる魔道具だ、これで準備は万端だ!」
えっ…豆は?
「ではスタート!!」
「みんな…ごめんね?」
そして隣に居た俺は既に豆を持っていた…
「錬金術って凄ーい『転移』」
「ふぅ、危なかった…みんな私が時空神って事忘れてない?じゃあ豆をお掃除しようかな…あっ当たっちゃった」
そしてちょっと吹っ飛んだ
『ビー!ビー!ビー!』
「え?嘘!時間止めてるのに!」
ークロノス脱落ー
「せい!せいせいせい!!せぇい!」
『ビー!ビー!ビー!ビー!』
ーその他も脱落ー
「なんという事だ!優勝商品を説明する前に殆どが脱落してしまったー!因みに優勝商品は美味しい恵方巻きだぁー!」
「恵方巻き…?ご主人様ァァァァ!!頑張れぇーー!!!」
「ライト!」
「やっぱり私は逃げたかな…『透視』」
その頃、練は校舎の影から華蓮の様子を見ていた
「豆…これか、一粒だけこっちに転がって…?マズい!」
その瞬間、伏せたのは間違いではなかった
「惜しかったねぇ!流石私!」
「バカな…何処から豆を…」
辺りを見回し見つけた痕跡、それは
「壁に…豆の皮?という事はまさか豆を壁に当てて反射させているのか!?」
「せーかいっ!さっすが私!」
「だとすると閉所は不利…マズい!」
「終わりだね!せぇい!」
まるでショットガンの様に放たれた大量の豆が練を狙う!
「なら…『弾道予測!』」
大量に放たれた豆はその多くが移動を制限するものばかりだ…どさくさに紛れて頭上から後方にまで豆が放たれている…錬金術の不意打ち対策か?だけど、あくまでここから動かなければ当たるのは精々5発程度…そして頭と胴体にさえ当たらなければノックバックの効果は受けない!故に払い除けるだけで充分だ!
「そんな…ノーヒット!?」
「そしてこれはお返しだ!」
さっき拾っておいた豆だ!
「あっ…何処狙ってるの?ふふふ…あと…棒立ちしてると危ないよ?」
「何言って…痛っ!」
『ビー!ビー!ビー!』
そんな…何故頭上から…?
「弾道予測はあくまで予測、後から豆がぶつかったりしてしまったら予測は外れてしまうでしょ?」
ま、負けた…だけど
「ぶつかる筈だった物が無くなっても予測は外れ」
「るよな?…最後まで待ってよ!」
「ふふふ…何を言っても優勝は私だぁ!!」
ぺちっ
『ビー!ビー!ビー!』
「な、何で?弾道予測には何も…ハッ!まさか…ぶつかる筈だった物…それは俺だったって事?私が同じ様に豆を当てると既に予測していた?…負けた…流石ねぇ…私も、俺も」
「決まったァァァァ!!性別反転ミラー対決は相討ちだァァァァ!!!!よって、優勝は金子ォォォ…ルミナァァァァ!!!」
「え?い、いないと思ったら…練くんと転移してたの!?狡いよぉ…」
「では、優勝商品の恵方巻きをどうぞ!」
「ご主人様ァ!!」
「ライト!仕方ない!」
「じゃあいただきますなのー!」
もきゅもきゅ…ごっくん
「ロリっ娘のもぐもぐ…可愛いと思わないか?」
「それが目的か、この変態」
いつも見てくれてありがとうございます。
豆で跳弾を狙うとかいう発想は2年前位からありました。それを思い出したので。




