ダメージ算
恋愛回から一転、半説明回です
どうも、金子練です、何も言うことが無い
「今回はダメ算をやっていく、ダメ算というのはダメージ計算の事だ、ダメ算が出来ればLUKとDEX以外の数値がより正確にわかるようになる」
へー凄い、これが出来れば鑑定いらないじゃん
「先ずはステータスの説明からだ、LV、これは暫定的な強さを表すものだ、経験値を貯めればLVが上がるが、この経験値は様々な行いによって手に入る、戦う、殺害、人助け、話を聞く、本を読む、筋トレ、魔力制御など、色々あるが、今も経験値が溜まってるという訳だ」
え?じゃあ動かなくても強いとか普通にあるって事か?
ニートの俺がネットサーフィンしてたら既にレベルがカンストだった件について
とか普通にあるって事かよ!
「まぁ、それでもモンスター狩る方が効率は良いけどな、殺害すれば殺した相手の経験値のおよそ5%手に入る」
成る程、20体で1体分か
「ただし、ボスモンスターなどはレベルが高い癖に攻撃力が低いから結構お得だ、ボスモンスターを見つけたら狩った方がいい」
酷え!噛ませにされるより酷え!
「まぁ、経験値が結構溜まってると、ステータスには表記されていないがステータスが上昇している事がある」
努力値かな?
「後はATKやINTの数値は自分が出せる最大の力を表している」
確かにATKカンストの奴が床踏んでも床抜けないしな
「後はダメージ算についてだ、基本的にダメージは物理の場合(ATK×技の倍率(通常攻撃の場合等倍)-DEF÷2の式で割り出す事ができる、つまり食らったダメージにDEFの半分を掛ければ相手のおよそのATKを割り出す事ができるんだ、魔法の場合はATKをINTにDEFをMINに置き換えれば割り出せる」
へぇ、凄い、凄いけどな…
「先生、称号やスキルでステータスが上昇していた場合どうするんですか?」
そこだ、この計算式だと上昇する前のステータスが分からないんだ
「上昇する前のステータスなんて戦闘中に知ってどうする」
ハッ!まさか!?
「気付いたか?気付いた奴も居るだろう、そう!この計算式は相手の本当のステータスでは無く、バフやその他の上昇値を含めた本当の実力を知る事ができるんだ!鑑定では上昇値まで知る事は出来ないから戦闘ならこちらの方が役に立つんだ!」
た、確かに、それならば鑑定よりこちらの方がいい!
「ううっううっ!こぼっごほっ!」
泣いてる…ちょっと先生!
「あのな、このダメージ算、俺が作ったんだ」
「凄いな…って唐突な自分語りかよ!」
「なのにあの父親は「えー火力でぶっ潰したら一緒でしょー?」とか抜かしやがるし!母親は褒めてるみたいだけど表情が変わらないし!別のクラスでこの話したら寝る奴続出だし!今の授業だけで教師になって良かったって、思えるんだよ!ありがとう、お前ら!」
あぁ…お、おう?
「あぁ、はい、でも戦闘中に計算するのは難しいので…いっそこの仕組みを魔道具にしてしまえば…」
「成る程、魔道具!お前ら!授業は終わりだ!」
そう言って廊下を全力ダッシュ…大丈夫か?この学校
いつも見てくれて本当にありがとうございます
そうして二人の教師は魔導式実力計測器を完成させた、その技術のお陰でギルドのランク付けが簡単になったそうです




