そうだ、王様に会いに行こう
王族と友達になる病…再発…ッ!
昨日はクロノスちゃんにかなり怒られたからなーまだ頭が痛い…
「じゃあ、授業は終わりだ、ちゃんと復習はしてもしなくてもいいぞー」
そう言えば…王様のこと全然見てないなーよし、『行こう』!
「あーそうだ、明日は迷宮探索を行う、用意しておくことー」
「最近はまた勇者が召喚されたみたいで…」
「へぇー、成る程ですね!」
「気を付けなさいな?」
「分かりました!」
「ふぅ、到着!」
「うぉっ!?」
「ん?ここって…一回来たような?」
「誰?」
「うーん…どーも金子練です、貴方が王様ですか?」
「えー知らないなーリベドなんて知らないなー」
「…ジークが彼女つくってた」
「は!?いやーあいつも隅におけないなー」
「親の鑑やな」
「…嘘かい?」「嘘さ☆」
「やられたね…で、なんの用だい?」
「その前にお名前を…」
「浅田龍、日本人さ」
「成る程…ちょっと多過ぎない?」
「僕もそう思うよ、僕は勇者召喚だったけど、みんなはトレイアさんって神様に転生か転移選んでね!オススメは転生!てな感じらしいけどね」
トレイア?悪戯の女神が何故?
「へぇー…勇者かー」
「あぁ、元、だけどね」
「俺も元勇者だったんだよ」
「あー大変だったね…」
「正直言って酷かったわ、何もしてないのに斬られた上に崖から落とされたんですよ?」
「え?その時レベル1だったんでしょ?よく死ななかったね」
「ん…多分錬金術のおかげですかね」
「そうか…(ポーションでも持ってたのかな?)僕は戦争に駆り出されてね…」
「え?アスタって間違いなんですか!?」
「うん、浅田とアスタを聞き間違えられてね」
「ジークの名前の由来は?」
「僕って龍って名前だろ?で、ジークはジークフリート、つまり龍殺しの英雄、まぁ、僕を越えて欲しいって意味さ」
「こっちでの本名は?」
「…アスタ・ドラクニア」
「仕方ないよ、頑張れ!」
「ここに来ている理由は?」
「日本人の保護とかかな、後は…勇者召喚が頻繁に行われている事の調査かな」
「マジですか?」
「あぁ、ここは一番近いからね、情報が沢山入ってくるんだ」
「成る程…待てよ?勇者召喚してる所に一番近い…?」
練殿ォォォォォ!(幻聴)
「久し振りね!」
「お、お前は!(なんか重要なヒロインっぽく登場したのに只の噛ませにされた)名前分からん誰?」
「片桐結愛よ!」
「結愛さん…」
「な、何よ!」
「の背後に『移動』して『気絶攻撃』!」
「ちょっt」
「安心しなされ、峰打ちです」
「ひっど…」
「さぁ、話の続きをしようか」
「ふーん、あそこが獣人の国か」
「うーん…」
「どうしたの?私達ならレベルも充分だし負けるなんて殆ど無いと思うんだけど」
「いや〜こんな事するなんてちょっとだけ心が痛むなぁ〜なんてねぇ〜」
「いや、仕方ねぇよ、そこは割り切らないとさ」
「そうだね、だって僕達は」
「「「勇者だから」」」
いつも見て下さっている皆様、ありがとうございます。
また勇者と言う名の新規モブが増えたよ
 




