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魔道具作製の授業

「学校が始まって最初の休みはどうだ?残念だったな、今から授業だ」


教師とは思えない発言だぁ…あっどうも、金子練です


「最初は魔道具の授業だな、製作室に行って来い」


「わーい!パパぁ〜一緒に行こー?」


な、なんだろう…同級生の父親ってなんか変な感じするな…まぁそれより


「製作室ってどこ?」


「えっー?えっと…えへへ〜実は私も…」


「お兄様、クロノスさん」


「「なに?」」


わぁい揃ったぁ


「生徒手帳に書いてあります」


「え?…本当だ…便利だねぇ〜」


「は よ い け」


「うわ、退学おじさんだ」


「…退学」


「い、『今の無し』!」


セーフ…やっぱり錬金術は最高だな


「は よ い け」


「ゴメンナサーイ」




「ということで製作室にやってきた訳だが…」


「じゃあ授業始めますよー」


「何すんだこの授業」


「えーっと、僕はエイジ・メイクといいます、いや化粧はしないんだけどね?」


授業始まんねえかな


「それじゃ、教科書、もう配ってありますんで」


「はぁ⁉︎」


は、速いッ⁉︎なんだこいつ


「うんうん、最初見た時はみーんなびっくりするけど慣れて下さいね、じゃないと配り物が出来なくなるからね」


「本当になんだこいつ」


「じゃあ、基本はその教科書に載っているので、皆さん、ゴミにしちゃってもいいんで、魔道具作ってみて下さい」


「はぁ⁉︎」


「はい、素材は配り終わってますんで」


「ちゃんとしろ!」


おっイベル君言うときは言うな


「うん?いやいや、教科書に載ってる物作ってもゴミの在庫が増えるだけだから、ただ微振動するだけの石とか誰も使わないし、それなら古臭い考えの魔道具参考にするより新しい考えで作ったゴミの方がマシだよ」


「な、なななな…」


はい、イベル君の負けーってまぁ、さっさと作るかー


あっそうだ!微振動するゴミを使って高周波ブレードを


「「無言の圧力」」


冗談だって〜うーん…そうだ!ルミナとお揃いのマグナムを作ろう!



「よし、『複製』」


「金子君、何ですか?それは」


「ウォィチカィ…これはマグナムです、簡単に言えば高速で弾を撃ち出す魔道具です」


「ふむ…成る程、こんな感じでしょうか」


「へ?」


その時、俺は絶句した、何故なら先生の手元に既に銃が存在していたからだ、しかも全く違う形の


「此方は連射性を高める為に少々威力を犠牲にしました」


「は、はぁ…」


「まさかこんな魔道具が…よろしい、君には満点をあげましょう」


「あ、ありがとうございます…?」




「良し、ここに魔法陣を刻むと、おおっ!本当だ微振動する!」


「…エイト君はなにをしているんですか」


「あ、ちょっと待って下さい!切ってみよっと」


「!!薄い板が微振動するだけの魔道具の筈なのに…成る程成る程…これは逆転の発想ですねぇ」


「高周波ブレードって言うんですよーこれ」




「ふむ…二つを合わせて見ました」


「え?」 「ちょっと!」


「微振動する0.2㎟の弾丸を3発同時に撃ち出す…この銃弾は高周波バレットと名付けましょう」


これパクリじゃねぇか!と思う人も居るだろうが、ここまで作るのに1分もかからないのである、これを見て思う事はこの 先生やべぇな 位だろう


その後はこんな事が延々と続き、一時間目にも関わらず生徒の顔は疲れ果てていたそうだ

いつも見てくれている皆さん、ありがとうございます!


次回は祝50部記念として人物紹介をお送りします

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