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やってきたぜ!!夢のクリスマス☆ナイト!!

長すぎるクリスマス番外編です。本文が長すぎてスマホが処理落ちしてラグくなりました。かなしみ。

時は朝。チュンチュンとスズメらしき生物が朝を告げた。


「……皆さんどうも、金子練です。」


この挨拶も最早懐かしいくらいになってまいりました。当クソファンタジーは来年で5周年。

……私が投稿サボってたからですね。本当にごめんなさい。


「さぁ、皆さんは今年のクリスマス、どうお過ごしですか?」


うぜぇドヤ顔。自慢したい欲が透けて見えます。


「友人?いやいや…………家族?まぁまぁ…………ソロ…………w……が、頑張って下さい(笑)。」


うっっっぜぇ…………。

さて、なぜ彼がこんなにもウザったらしく全方向に喧嘩を売っているのかというと、勿論理由は彼には非リア(こっち側)でない自信があるからだ。


「いや、やっぱ??彼女?もしくは嫁??勿論かわいい〜女の子と過ごすでしょ?!!これ、マストです。これしか有り得ない。」


にしてもウザい顔。なんか不幸な目に遭わねぇかな。


「勿論この、金子練。抜け目はございません。

余裕で妻子持ち(勝ち組)です。勿論予定も────…………」


ん?流れ変わったな。どうやらよくよく考えてみると、クリスマスの約束はしていなかったらしい。

……と、


「……あっ、ルミナ〜!!!」


本編の活躍がまるでないので番外編で登場。キュートなドラゴン娘のルミナが通りかかった。


「あっ!!パパ〜〜!!!」


ブンブンと手を振るルミナにキモい挙動で近付きながら、練は質問する。


「ルミナ〜!クリスマスなんだけど〜!」


しかし、練の期待はここで打ち破られることとなる。


「あっ、パパごめんなの。その日は友達とパーティの約束があるの……。」


ざまぁwwww


「へっ?あ……あぁ。それなら、まぁ?しゃーないよね。うん。分かった。」


期待を裏切られ、思わず声が裏返ってしまったが、ゆっくりと意識を引き戻す。


「次の日ならパーティできるの!!」


ルミナとしては、別に意地悪をしたかった訳ではないのだ。しかし、その言葉は練に追い打ちで更なるダメージを与えた。


「えっ、あっ、そうね。う、うん。パーティパーティ。パーティしよ、パーティ。」


もう既に練はグロッキー状態。フラフラしながら虚ろな目でボソボソと反応を返すだけだった。


「わぁーい!!楽しみなの〜!!じゃあ、ルミナは友達とクリスマスの準備をする約束があるから、行ってきまーす!」


「あっ、ハイ。行ってらっしゃーい。」


ルミナが居なくなってからしばらく、およそ10分程してようやく練は意識を取り戻した。


「………………ま、まぁ??友達と過ごすクリスマス?それはまぁ、あり……ですよね!!うん!いやぁ!健全で非常によろしいっ!!!」


そこまで言って、先程の発言を凄く後悔した。

……と、


「ス──ッ…………あっ!シルフィア〜!!」


今度はシルフィアを発見した。練は、同じくキモい挙動でシルフィアに近付きながらそう言だた。


「あ、お兄様。おはようございます。」


「うん、おはよう!!それで〜クリスマス〜なんだけど────」


その練の質問は、食い気味に打ち破られた。


「──あっ、ごめんなさいお兄様。明日は家族とのパーティが…………。」


その断り文句を聞いた瞬間、練の脳は破壊された。


「え、え、え、え?お、オレムコ。オレムコ。え?え??お、俺婿ですね?婿……ですよね?あ、あれ?違った?あれ?もも、もしかして……俺決闘負けた?俺……婿じゃない?」


半壊した脳で必死に縋り付くような言葉を吐くが、


「あ、いや。まだ正式に結婚してないので。」


一閃。


「あばばばばばぱばばばばばはぱぱぱぱ……………………。」


無事、脳みそは全て破壊された。


「そうですね……なら、近い内に正式な式をエルフィーダで

挙げませんか?ふふっ、お兄様が乗り気になってくれて、嬉しいです!」


「へ?ハ?式?あ、式、式。あぁ……うん。式ね。うん、クリスマス。」


既に返答は支離滅裂で、返答の形を成してなかったが、現在嬉しさの絶頂にあるシルフィアにはそれは些細なことだった。


「じゃあ……来年!家族のクリスマスパーティにご招待します!」


「アッス。アッス…………ぁあぁ、来年。そうですか。はい。あぁ、来年。ああ。」


つまり、365日後の話だ。来年の話をすると笑えると鬼が笑うと言うが、ぜんぜん笑えなかった。

これは鬼畜ロリコンの名を返納する他あるまい。


「じゃあ、私は行ってきますね!」


「あっはい。」


そうしてシルフィアを見送った後、30分ほどしてようやく練は意識を取り戻した。


「…………かぞく。かぞく……う、うん!!家族って大事だよね!!やっぱりね!!…………はぁ。」


どうですか?そろそろ先程の自分の発言を後悔してきたんじゃないですか?


「だ、誰がそんな……まだまだ焦らんよ。俺には超キュートな彼女の季ちゃんがいるんだぜー!ほら、噂をすれば。季ちゃーん!!」


そろそろ堪えはじめたらしく、フラフラとした足取りで季へと近付く練だったが、


「ピ!!!!」


そう断末魔を遺して季は消え去った。


「………………ん……?」


不思議に思った練が周囲を見渡すと、季は椅子の裏で三角座りになりながらブツブツと何やら呪詛を唱えていた。


「ワタシクリスマスキライヒカリマブシイヨウキャコワイ…………。」


過去に1度、クリスマスパーティで全員に酒が配られた挙句、ルミナさんが大胆になってしまった事があり(第44部参照)それ以降、クリスマスはパリピ祭りだと認識、トラウマと化してしまったのだ!!


「…………あの、なにも、なにも言ってないですまだ。」


「オサケコワイパリピコワイ……テイソウガイネン……クライトコロ……ドコ…………。」


練が何を言おうと季は「ブツブツ……」と無限に呪詛を吐き続けるままだった。

どうやらこの形態の季に何を言っても無駄らしい。


「……あ……はい…………なんかスミマセン……。」


おい、その涙拭けよ^^


「く、クリスマスに、あえて1人……それも、逆にアリか!!い……いや〜!新しい価値観!!知っちゃったな〜!!!せ"……折"角"だ"し"、俺"も"1"人"ク"リ"ス"マ"ス"楽"し"も"う"か"な"ぁ"……!!!!」


そうして、練はわんわんと泣いた。1人ベットの中、ただひたすらに泣いて、疲れ果てて眠った。

そして、再び練が目を覚ました時はまだ、夜ではなかった。


「────ハッ!?……ひ、昼……たっぷり寝たハズなのに……。」


ふと、窓の外の景色を見ると、点灯していないイルミネーション、綺麗に飾り付けをされたモミの木が見えた。その光景から練が導き出した答えはなんと、


「……あ、あはは…………あははははは!!!なんだよ!!夢オチかよ〜!!!あははははッ!!確かに季ちゃんの様子がおかしかったしな!!よーし!!みんなをクリスマスパーティに誘うぞ〜!!!」


練はドタドタとリビングを目指して全速前進する。

そして、滑り込み辿り着くと同時に叫んだ。


「みんな────っ!!!!クリスマスの予定、空いてる〜〜っ?????」


しーん……。


「…………へ?」


しかし、返事はなかった。


「…………おいおいおいおい……え?どゆこと!?誰もいないんですけど!?」


そこでようやく練は真実に辿り着いた。


「………………夢じゃ、なかった…………?」


その事実に気付いた練は、思わず声にならない声を漏らしてその場に座り込んだ。


「は、ははは。そうか。俺。非リアなのか。クリぼっちの非リアなのか。俺。はははははは。はははははははははははははは。」


────一方その頃。

剣娘三人衆はパーティをしていた。主人の悲惨な現実に反してそのパーティは豪華絢爛といった様子だった。


「うふふ……チキンにケーキ…………クリスマス、最高ですね!」


「うんうん、こういう楽しいイベントは毎日あっても良いよね〜!!」


「ちょっと〜!それじゃあ疲れちゃいますよ〜?」


「それもそっか!!」


「ちょっとダーク姉ったら〜!」


そして仲睦まじく笑った。


「「「「あははははは!!!」」」」


しかし、そんな少女達に混ざる無粋な男が1人。


「「「………………!?」」」


「どうした?3人とも、笑えよ。あははははは!!!あは!あはっ!!あははは!!!!」


何が楽しいのか、男は狂ったように血走った目で笑い続けていた。


「……こ、これは…………ご主人様?!」


「いいえ、もう彼は私たちの知るご主兄様なんかじゃ……!!」


「ど、どういうこと!?」


「私には分かる私もなった事があるから……これは…………()()()ッ!!」


ゴクリ、思わず2人は息を飲んだ。


「「魔っ……!?」」


その時だった、頭の中にシステム音声が鳴り響く。


『『アンチクリスマスの魔王』”クリスマス・エンディング”が誕生しました。』


……一体、誰がこの事態を想定できたのだろうか。こんな、こんなくだらない事で魔王がこの世に生まれてしまうなんて!!


「ふははははははは!!!!!!!全てのクリスマスを滅ぼす!!!!!!!!!!!俺は絶対にクリスマスパーティで人をハブる奴を許さないィィィィィィィィィィ──ッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!ふはははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「あぁ……嘆かわしい。」


「ご主人様……哀れです。」


「お兄ちゃんしっかりして!!恥ずかしい。」


最早罵倒に等しい感想を、クリスマスによって生まれた化け物は無視し、おもむろに喋り始めた。


「ん?なんだ、このテーブルは。なんだ、この木の装飾は…………アッ!!(絶命)

ぐわぁぁぁぁァァァァァァァァァァ──────────ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!クリスマスの……クリスマスの陽の気がァァァァァァァァッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!お、おのれクリスマス!!!!!!!おのれパーティ!!!!!!!!ぎゃああああああああああああああああああああああああああああァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ────────……………………………………」


遂に、陽のパワーによって魔王は爆散した。

こうして、魔王の脅威が去り、世界に平和が訪れたのだった。めでたしめでたし。


「来年は、最初からご主人様も誘ってあげましょうか。」


「「うん。」」

いつも読んでくれてありがとうございます!!!


あと、本編にルミナがあんまり出ないので、イラストを描きました!かわいい!!!

https://twitter.com/HKmE18/status/1607022769711251457?t=aJ1T0OdWCeCKMx4fvIiuaQ&s=19

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