時空神と錬金術師の対決-後編
どうも金子練です、なんか…最近ずっと戦ってんな
「どうかな?練君、もう手詰まり?」
「いいや!まだまだ!」
単発が塞がれるのならッ!
「『100連発!』」
「なっ!?平行時間-5‼︎」
「ふぅ…ッ!」
う…腕が…まぁ、そうだよな…あの一瞬で100回腕を動かしてるんだもんな…
(お兄ちゃん…もう振り回さないで…リバースする)
(ご主人様、本当にやめて下さい…うぷ…)
「なるべく使わない様にしないと…」
「もう…どうこう言ってられないね…最大出力で行くよ!」
「え?ちょっと⁉︎」
「平行時間-12ッ‼︎」
「えーっと…どうしよう」
「これが私の本気ッ!」
「くっ…『回避ッ!』」
「そうだよね…練君なら回避すると思ってたよ!」
「ぐぁっ!?」
な、なにがっ?!
「未来に分身を飛ばすって言ったよね?」
「…未来で起こった出来事に対応出来る方がおかしいよな…」
ねぇ、ちょっと…えーっとちょっとー
何か用かい?
その…対処法は本当に無いのか?
無理だね、確定されている未来を変える事は出来ないよ
そうか…ならまだ方法はある…あとは隙を見つけるだけだ!
ふふふ…流石未来の息子だ…もう助言は必要無さそうだね
未来の息子ォ?なんだそれ
またピンチの時はヒントをあげるよ
「くっ…隙…か」
「どうしたの?来ないならこちらから行くよ!」
「くっ!アレをするしかないか…!」
「はっ!」
くっ…なんとか受け止められたな…あとはッ!
「俺の前方10mまでを『反転!』更に100m『上に!』」
「ふふふ…前に言ったよね、神にスキルは…」
「宙吊りの完成だ」
「ふぇぇぇっ!な、なんでっー!」
「単純に対象の問題だ!」
まぁ、成り代わりの宝玉と一緒だ
「そ、そんなぁ…ひっ!」
ん?あっ…制服はスカート…上下逆さま…マズイ
「こ、このままじゃ見え…いやぁぁぁ!」
「やるしかない!そして今のステータスならそれが出来る!」
そして俺は…走り出した
「ちょっと練君っ!?」
「クロノスちゃんの隣に『移動!』」
「練君…!」
「ごめん、状況的にお姫様抱っこになっちゃった」
正にこれは自業自得…
「お、お姫様抱っこ?…ふにゃぁ」
「あれ?ちょっと?おーい…クロノスちゃん?」
「きゅぅーーー…」
「えー…クロノス戦闘不能、よって勝者、金子練…」
「えぇ…なんか納得いかないな…」
…クロノスちゃんの寝顔を見てるとドキドキするんだけど
「ご主人様、勝利おめでとうございます」
「お兄ちゃん、おめでとう!」
あ、そう言えば床に投げ捨てちゃったんだ!
「ふ、二人共ごめn」
「今からご主人様の夢をぶち壊します」
「は?ちょ、ちょっと」
「お兄ちゃんは今クロノスさんにドキドキしてる訳だけど」
「え、なんか嫌な予感」
「その人神様だよ?」
「正直言って」
「お兄ちゃんの」
「ご主人様の」
「親より1000歳以上歳上ッ!」
「あぁ…あ…あッ!」
「あー…勝者、金子練の所有している剣」
いつも見て下さっている皆様、どうもありがとうございます
戦闘シーン…上手く出来てますかね?戦闘シーンは個人的に苦手です




