捨て設定と化した蘇生魔法
ッ!?おかしい…1分も経って無いはずなのに一週間くらい経っていた気がする…どうも、ここに来てメタ発言をする金子練です
「次、ギラン、ジーク•アスタ、武器を取れ」
…この人、王様代理にこんな事言って良いのか?
「俺はこの拳が武器だ」
「我は…剣だ」
「準備は良いな?では、始め!」
「ハッ!」
ジークが放った剣撃をギランが受け止め…あ、躱した
「『鋼靱化』」
このスキルは確か身体の一部を硬くするんだよね
「『黒炎雷!』」
3属性複合魔術か?凄いな…
「魔導拳!」
魔力同士をぶつけて打ち消したか…あれ?ギランの様子が…
「なっ!?…何だ?おい!大丈夫か?」
「ほらほらーお前らは離れとけ、うーん…魔力切れだな」
ま、魔力切れ?マジで?
「ギラン魔力切れにて戦闘不能、よって勝者、ジーク•アスタ」
「ん…納得いかん!」
「あー、次は女子の番だ」
ん?おーい、ここに男子が余ってるんですけとー!あ、そう言えば俺はクロノスちゃんとだったな
「ユリ•エミル、ティア、武器を取れ」
「私は要らないかなー」
「私は…ナイフ」
「準備は出来たな、では、始め!」
「行きます!」
「『光剣』いつでもオッケー!」
手先から光が⁉︎かっこいー!バトル漫画とかでよくありそう!
「ハッ!」
エミルのナイフが首元を掠める…これ殺しに行ってない?
「うぉっ!危ない危ない『光速』」
速い…残像が残ったぞ…
「まだです!」
「本当に危ないから!『蜃気楼』」
ティアが分身した?
「ふっ!」
エミルが放った攻撃が空を切る…
「はっずれー」
あぁ、光の屈折かな?魔法の力ってすげー!
「そこです!」
エミルの投げたナイフがティアに突き刺さる
「うっ…なんで⁉︎」
「声です…死ぬ前に降参して下さい」
「うぅ…こう…さ…なんちゃってぇ」
エミルの首元に光の剣が当てられた
「なんで…⁉︎」
「ほらぁこれ、よく見なよ」
あ、光剣にナイフが刺さってる、まさか本物は虚像の後ろに隠れて油断を誘う為に演技していたということか、でも背後から見ると丸見えなんだよなぁ
「なるほど…そういうことですか…」
「うん!だから降参してくれない?」
「…降参です」
「ユリ•エミル降参により、勝者、ティア」
「やったぁ!」
うーん凄いなぁみんな…
「次、カネコ•ルミナ、ハクア、武器を取れ」
「うーん、よく分かんないから要らないの」
「私も…特には」
「…今年は武器無しが多いな…おっと、では、始め!」
「頑張れー!ルミナぁー!」
頑張れールミナぁー!…おっとつい本音が
「え…?」
「貴様は恥というものを知らないのか」
「個人の応援は禁止だ、退学にするぞ」
「すいませんっ!!」
「よーし!パパが応援してくれてるから頑張るの!龍化なの!」
おう?おーい、危ないぞー…ちょちょっと待てぇ!
「そ、そんな…まさか…月光龍様⁉︎」
『ウォォォォォォォ!!!…なの』
「こ、こっこ、こここっ降参ですぅ!」
「龍…初めて見たぞ…ハッ!…ハクア降参により、勝者、カネコ•ルミナ」
『ウォォォ、終わったの?やったー!パパー!かったの!』
「待て待て!先に龍化解除!」
「したのー!」
「先ずは勝ったこと!えらい!」
「えへへ〜なの〜」
「次は龍化は街中で使っちゃ駄目!」
「うぅ…ごめんなさいなの…」
「ちゃんと謝れたからえらい!」
「えへへ〜なの〜」
「えー、金子練、休み時間にやれ、さもないと退学に…」
「すいませんっ!本当にすいませんっ!」
「謝れてえらいのー」
「ルミナぁー!!」
「退学」
「すいませんッッッッ!!!」
「…まぁ、良い、こんな、初級魔法も使えなくて」
「うぐぅ!」
「頭おかしくて」
「グハッ!」
「親バカで」
「はい」
「…こんな奴でも本当は強いらしい、後はクロノスも神様らしいからな、まぁ存分に参考にしてやれ、二人共、武器を取れ」
やっと俺の番か




