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帰って説明するまでが異世界転生

久し振り。待った?

(特に面白い会話思いつかなかったので)『カット』


「ただいまー(結局なにも思いつかなかった…!)」


「いやーいい湯だったー(ルミナ達どうしよ…!)」


トイレから2人の男が湯気を立てながら出てきた。

酷い字面だ。反省はしないぜ。


「あっパパー!おかえりー!」


「ルミナ〜!!高い高いするか〜?」


「飛べるからいいの〜!!」


「そ、そうか」そう呟く優司の背中はどこか寂し気だった。

子供の成長は思ったより早いのだ。


「樹莉、正直に言うよ、そこにいる子は僕の子供なんだ。」


「知ってます。」


「「……………はッ!?」」


驚愕。ルミナに構って欲しそうにしていた練もこの事実を数秒の間受け入れることができなかった。


「え?なんで?なんで?なんで…?えぇ!?」


「…………!!(どうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどう)」


やはり親子か、同じように額に手を当てて堂々巡りをする。


「ちゃあんと、ルミナちゃんが教えてくれましたから〜」


「エ"ッ!?」


「ルミナっ!?そ、そんな馬鹿な…!!」


瑛理が苦笑いをする。

一方シルフィアといえば、無視されるのは馴れっこなので、魔導記憶で再現した大勢の思考ルーチンと会話していた。


『称号:高性能ボッチを獲得しました。』


「なんでっ!?」


「ルミナね、頑張って考えたの!!パパとおじいちゃんが話してること考えて、パパのママに教えてあげたの!!」


重ね重ね言うが、子供の成長は思ったより早い。

そして、空気読めなんて言ってはいけない。

だってこの子2歳ですもん。仕方ない仕方ない。


「あぁ……あぁ……賢いね……ルミナ……!!うぅっ!うぅっ……!」


「そうなの!ルミナ賢いの!……?パパ、どうして泣いてるの?」


小さな胸(練ママ>ルミナ>シルフィア>瑛理)……?

そこそこの大きさの胸をピンと張ってドヤ顔。

練は笑いながら泣いていた。


「……あァオワタ。神様、どうか今度ばかりは記憶を消して下さい……っ!!」


残念ながら異世界転生キャンペーンは終わってますよ。

どうせなら超絶不憫か天命を全うするかして下さい。

……あっ、不憫でもねぇし不老でしたね。


「そんなこと言わないで下さい。アナタ。」


「……あれ?怒ってない?」


「今丁度怒りそうになりましたけどね。」


勿論それは子供が出来た事実の隠蔽行為であったり、簡単に死を仄めかすような言動によるものだ。


「ご、ごめん!」


「……はぁ……中身は全然変わってないのね。」


堅苦しい言葉遣いが解かれる。


「じゅ、樹莉……!」


「大丈夫、全然気にしてないわ。」


「良かったぁ…!!」


「というか異世界があるのは知っていましたしね。」


再度2人が停止する。


「「はッ!?」」


月希(げつき)ちゃん。お願いね。」


突如話を振られたトレイアが鼻を鳴らして意気揚々と説明を開始する。

因みに月希はトレイアの転生前の名前だ。

(233部参照)


「さっきも話したんだけど、私たまに飛ばしてたんだよね。こっちに手紙。」


「え……そんなの出来んの?」


チッチッと外観が少女のまま止まった神が指を振る。


「仮にも私は転生を司る神さまだよ?

只の紙切れでも、試練を通せば世界を超えられるんだよ。

……多少力押しな事もあったけど。」


「つまり母さんはその手紙で、父さんが別の世界で浮気(元気)してるって知ってたし、俺と瑛理があの世界に行ってる事も知ってたって事?」


「ちょっと!!ルビおかしくない!?」


「えぇ、後でお話ししてね?いろんな冒険(×××)の話。」


「えっ?!なにっ!?なにその伏せ字!?エロ漫画家にでも方向転換したの!?」


因みに、この金子樹莉様は売れっ子漫画家である。

最新作であるファンタズマ・ファクターはアニメ化も予定されている。


「というか本当にありがとうトレイア様……!」


「はっはっはっはー!!!崇めよ讃えよ!」


あぁ、身内が宗教にハマってるのを見るのってこんな気持ちなのか。

練と瑛理はしっかりと学習した。


「……ところで、その…クロノスちゃんが言ってた時空の歪みって……」


「知らなーい。私知らなーい。」


「…………。」


本当に、真面目なのか不真面目なのか分からない人だ。

久し振りに読んでくれてありがとうございます!


ちょっと短編書くので忙しかったんですよね。

後は……新作書いてました。

https://ncode.syosetu.com/n5960fp/


主人公が主人公しない物語です。

作中には懐かしい(?)人物の姿も!?

因みに真面目に書きました。

もうふざけません(大嘘)

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