風呂
そして、彼は少女達と混浴…………
する事は勿論ない。
彼は少しだけそれを期待していたのだが……
「パパ〜先に入るね!」
「お兄様、覗かないで下さいよ?」
こうも釘を刺されてはどうしようもない。
犯罪者になるのはごめんなので、庭先で樹利茶というエルフの国で取れた芳醇な落ち葉を熟成させた茶葉を使用したお茶を飲むことにした。
商品化されるだけあって確かに美味しいのだが……ダンゴムシにでもなった気分になる。
が、侘び寂びとやらを感じるには丁度良い。
「落ち葉だって言わなきゃなぁ……でも、それすると食品偽造とかになるのか?」
そして、その静寂は突如として居なくなる。
「すみませーん!!エイレメルさんいらっしゃいますかー!?」
……おかしいな、ここって確かエイレメルさんのお宅じゃなくて、金子練さんのお宅のハズなんだがなぁ…?
溜息を吐きながら玄関へ向かう。
取り敢えず、本当に2人の家はいつか作ろう。
いつかな…
ーーここで重大なお知らせ!ーー
ここまで見てくれた皆様に2人のお風呂シーンを漏れなくプレゼント!!
久し振りにお兄様の家のお風呂に来ました。
だからと言って景観が変わっていたりとか、そういう事は無いんですが……
なんだか懐かしいです。
「ルミナちゃん、最初は身体を…………ちゃんと、洗ってますね。」
「ふっふっふっふー!ルミナは日々進化しているの!!」
そう、それは身体も例外ではなく…………。
一歳少女ルミナの『ソレ』と自分の『ソレ』を見比べると、僅差で勝っていた。なんだか悲しくなった。
「そ・れ・はー!!!!これの事ですか!?『コレ』の事なんですかーーーー!!!?!?!!!」
「ひゃぁ!!!!シルフィアちゃん!!!!くすぐったいーー!!!!!あはははははははははは!!!!!!!」
そして、入学式に15歳相当になったルミナを思い出した。
そのどう考えても15歳相当ではないぼぃーんを思い出して擽りの手が更に速まった。
「はい、次は頭ですよー!」
「はぁはぁ……シルフィアちゃんいつの間に……」
丁寧に石鹸で頭を洗う。
その昔、母にしてもらったように丁寧に。
「えーっと、何の誤用で………」
そこに居たのは……何度も目を擦るが、幻になって消えたりしない。
向こうも何度も目を擦っているらしい。
「ちょっと待て……冗談だろ!?お前、練か!?」
「…………父……さん………?」
いつも読んでくれてありがとうございます!!
これからは不定期更新で行こうかなと考えております。




