ノリノリ
決戦の日、あれから一ヶ月が経った。
今は錬金術を使わずに機械人形を作っている。
エイジ先生に色々な本を貰って、それを基に作っているのだ。
幸いな事に、沢山魔物を狩った時の素材が役に立ってくれた。
「……よし、これで動いてくれるだろう。」
精密作業を行う機械人形。
錬金術ならそこまで手が届くんだが、身体の負担が大き過ぎる。
「お兄様〜エルフィーダに行きたいです!!
……ダメですか?」
遂に本編中に明かされる事の無かった、エルフの国の名前が判明した。
「いいでしょう!!!」
「飛行機なのー!?のるー!!ルミナも乗るー!!」
浮遊大陸から地上に移動したい時は、何か乗り物に乗るか、魔法を使うしかないのだ。
多分神様はホバー移動できるから不要なんだろうが、ただの人間には必要なのだ。
「ん…?シルフィア、そういえばテレポート……」
「さぁ!行きましょう!!」
凄くノリノリ過ぎて止めるに止められなかった。
テレポートで行こうって言おうが、ルミナが嫌がるから、これで良かったのだ。
そして、風になびいた二色の髪の毛や、偶々近くに居た季ちゃんのぱんちらは割愛するとして。
「到着……!!エルフィーダ。」
ウィンドスラッシュ跡地を利用した滑走路。
昔のステータスなら1時間掛かった道のりも、今のステータスなら5分掛からないのだ。
「ふぅ、たまにはランニングも良いですね!」
「あぁ、汗を流すのは身体に良いからな。」
有酸素運動をすると、全身が暖まる。
だからといって冬のマラソン大会には反対だ。
「ハッハッハッ!!!!!いい心がけだ!!!!!朝の運動は素晴らしい!!!!!早寝早起き!!!!!健康は良い筋肉に繋がるからな!!!!!ハッハッハッハッハ………………」
上半身裸体でランニングする男が通り過ぎた。
こんなのがギルドマスターなのだ。
びっくり。
「パパ〜〜汗でベトベトなの〜〜」
「確かに……このままだと風邪をひいてしまいますね。」
私は、この世に汗という物が有って良かったと心底思う。
何故ならばだーーー
ーーすけすけえっち。
「…………風呂入るか。丁度家だし。」
今度、ルミナの下着を買ってやろうと、練は固く決意した。
「お邪魔しまーす。」
奥から声が聞こえて来る。
それも2人じゃない。沢山だ。
まさか……あの2人、ハーレム形成してるのか!?
「…………別の場所にちゃんとした防音の家作ってやらねば……」
無責任が生んだ最悪の楽園。
責任は、後になるほど辛い。
「お兄様、お風呂の方は大丈夫みたいです。」
幸いな事だった。
いつも読んでくれてありがとうございます。
だいぶノリノリですね。
フゥーー!!!!




