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そう言えば入学式終わってなかったわ

死ぬかと思った…マジできつい…あ、どうも、アビス人と死闘を繰り広げた金子練です…大分血が出たからな…ちょっとフラフラするわ…疲れた…


「よーし、疲れたし、家帰ッ!?」


肩を掴まれた…こういう時ははゆ~っくり振り向いて…


「学校はまだ終わってないぞ」


先生!?…忘れてた、ここ学校だったわ



「つまり、全部あいつのせいです」


「…成る程な、つまり全部あいつのせいって訳か」


「そういうことです」


「まじかよ!あいつ最低だな!」


洗脳完了…?多分世の中の悪いことの80%以上は深淵がらみなんじゃないかな…?


「まぁ、それはあいつが悪いとして、生徒手帳と制服を配るから明日から制服に着替えて学校にこい、あぁ、生徒手帳も読んでおけ、あと掲示板に寮の部屋割りが書いてあるからよっぽどの事情が無い奴はそこに泊まれ」


…男子の制服は上が白、下が黒というどこにでもありそうな制服だな…ただ…ね?女子の制服がどうみてもセーラー服なんだけど…これ選んだ奴の趣味全開じゃねえか!


「これで今日の授業は終わりだ、じゃ、寮に行ってこーい」



「ふぅ…やっと終わった…!」


「そうだね…あいつが襲って来たから本当に長くなったね…」


「あぁ、クロノスちゃん達は大丈夫だった?」


「あっ、そう言えばギランって人が殴っただけで深淵を壊してたんだ」


「バリーンって!凄かったの!」


「私も良く解らなかったですが、本当にガラス細工を壊すようにバリーンと」


「…バリーン…か、深淵にはスキルと魔法が通用しないハズなんだけどなぁ…」


「深淵にスキルと魔法が!?練君、それは本当なの!?」


「あ、あぁ、実際俺の錬金術が通用しなかったからな…」


「どうして深淵が神と同等の力を…?まさか…先輩と関係が?」


「ん?ちょっとまった、その神の力について詳しく」


「うん、わかった、まぁ、神にも色々在るんだけど、神にはスキルと魔法が通用しないこと、更に自身を信仰する者につき0.01%全ての能力が追加されること、あとは、加護を与えること、これが神の共通の力だよ」


「本当に?」


「例外は有るけどね、例えば大罪系スキルの所持者や神同士ならこの力を例外的に無視できる、あとは…神自身が効果を許容すればその効果を受けられる」


「うーん…まぁ、今の話で判ったのはそのギランって奴は大罪系スキルを持っているか、それか神か、そのどちらかという訳だな」


「うぅぅ…わかんないの…」


「えっと、何故クロノスさんはそんなことを知っているんですか?」


「いや…私、神様だよ?」


「か、神様!?お兄様は知っていたんですか?」


「うん、知ってた」


「それで、クロノスさッ!…クロノス様はどんな神様なんですか?」


「えーと様は止めて様は、一応時空神なんだけど…」


「じ、時空神?…えっと…」


「…私、時間を創った本人なのに…私この世界が壊れるのを10回以上救ってるのに…私頑張ってたのに!うぅぅ…」


「よしよし…クロノスちゃん偉いの…シルフィアちゃん」


「あ…すみません!」


…なんだこれ?エルフの王女様に年齢が万越えてそうな時空神様が泣かされて?実質0歳の竜人にナデナデされてる…あぁ、成る程な此所が混沌(カオス)



このあとクロノスちゃんをすっごくナデナデした



「此所が…俺の部屋かールームメイトは誰だろう…おっじゃましまぁぁぁす!!」


「誰ですか」


「おじゃましましたッ!」


「僕は男だよ」


「へ?マジで?」



マジだわ…生徒手帳にも書いてある…


「…間違えた…すまん!」


「別にいいよ」


「怒って無いよな?」


「感情の起伏が分かりにくいって良く言われるよ、まぁ、気にしないでくれ、先ずは自己紹介なんてどうかな」


「あ、あぁ、俺は金子練だ、これから宜しく!」


「僕はラン、別に呼び捨てでも構わないよ」


「おう、わかった」



そうして俺の入学式は幕を閉じたのだった



「あれ?あいつが持ってた成り代わりの宝玉どこにやったっけ?」


…また明日探すかな




「…さーて、これはこの私、ティアが預かる事にしようかな~?」

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