表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
272/437

さぁ、幕が上がる。

「「……………なぁんだ。ぜんぜんじゃん!」」


2人は、心底残念そうにそう告げた。

隠し切れないその笑みがこぼれる。


「ぜんぜん…?そうですねぇ!まだまだ、私の『ショウ』は終わってませんよ…?」


そして、奇しい手つきで2人の背後を指し示したその先には…


「んなッ!?」「バカな!!」


さっきまで人質に取っていたハズの4人はそこに居なかった。

代わりに喜怒哀楽、様々な表情を見せるジョーカーがそこに居た。


「「「「トゥッ!!!」」」」


全員、「演技は終わりだ!」とでも言うように一瞬にしてその場から脱出する。


そして、非常にカッコよくポーズを決めた。


「「「「「切り札戦隊!ジョーカージャー!!!!」」」」」


「絶妙にダサい!!我ながら恥ずかしいよ!!!」


計6人いるジョーカーの内、パーカーのジョーカーが5人にツッコミを入れる。

もしかしたら彼女がオリジナルなのかも知れない。


「因みに、皆さんはここでーす!」


5人の中央にいたタキシードのジョーカーが、両手の4枚の『A』を、まるでマジックのタネあかしをするように見せびらかした。


「完全に…負けだね。」「うん、私達の負け。」


双子が、その場にゆっくりと座った。


「アレ?意外にあっさり。もっと粘らないんですか?もっと悪感情を頂きたかったのに。」


残念そうに両手の銃を下ろす。

もう必要無くなったのだ。

脅しに対する反感は、もう手に入らないからだ。


「だって()()()()()()()()()()()。」


『ミシッ』という音がした。

不穏な音に、6人はそれぞれ身構えた。


「切り札のお姉ちゃん、()()()()()()。」


不穏な音が連鎖する。

まだ子供のままだったシルエットが歪に歪む。

嫌な予感が加速する。


「ーーーやばい!!!」


ジョーカーは急いで『寝ている人』を探す。

ここから逃げる為だ。


「「さよなら」」


双子が選んだのは、勝利でも敗北でもない。

引き分けだった。

その選択は、深淵とはいえ子供には辛い選択だっただろうに。


「………っ!!!!…フーっフーっ……やばかった。

本当に…助かったー!」


ふと、辺りを見回す。

誰が寝ていたのか、もちろんお礼は言えないが、顔ぐらいは覚えておく。

そんでもって戦いが終わった後、改めてお礼をしようと思ったのだ。


「…やばっ」


そこに転がるのは、みんなご存知ジークアスタ。

司令塔であったハズの彼は頭から鮮血を流している。


「どうやら…一難去ってまた一難…その上相手は、私と同じくらいトリックスターときた。」


背後を見れば、さっきの双子とは比べ物ならないほど、物静かそうな少女が、大剣を携えて佇んでいた。


「いいねぇ……たのしくなってきたぁ!!」

いつも読んでくれてありがとうございます!!!


終わらない

終わりそうで

終わらなーい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ