初日なのにうちのクラスの担任が暴走しやがった
すみません!人の名前考えてたら遅れました…次からはちゃんとします!あと、クラスの人物紹介はもうちょっと続きます
「…じゃあ、俺から自己紹介していくから全員順番に自己紹介しろ!」
うっわ、うちの担任は言葉遣いが悪いなぁ…どうせなら女教師が良かったよ!なんて考えてる金子練です
それにしても自己紹介か…このクラスの席は4×4だけど15人しかいないから他のクラスよりちょっと早く終わるんだよな
「では…俺はリカート・ヴィルド、この1-Aの担任だ、そして学園長の息子だ…最高の不名誉だけどな、大体あいつは学園長である前に俺の親なのに馬鹿みたいなことばかり…」
うーるーさーい、あと長い!
「あぁ、スッキリした」
愚痴かよ!嘘だろ初日だぞ!初日から自己紹介で愚痴る先生初めて見たよ!
「では、左から…お前らから見て右前から順番に自己紹介していけ」
「えっ?わ、私から?」
「あぁ、そうだ、順番にと最初に言った筈だが?」
「分かりましたよぉ!…私はティアっていいます、光魔法…あと闇魔法もちょっと使えます、よろしくお願いします!」
へー、ティア…か聞いたことねぇな
「どうも、シルフィア・エルティと申します、私はあまり友達がいないので、この機会に増えたらいいな、と思っています、よろしくお願いいたします」
ものすごーくしっかりしてるな、流石姫様だな
「どうもーエイトっていいます、ここのこと、なんにもわかんないんで教えてくれると嬉しいです」
なんだコイツ、めんどくさいな
「よっす金子練君、これから隣よろしくな?」
「またそこか!静かにしやがれ!」
「はーい、すみませーん」
…なんでコイツ俺の名前知ってるんだ?なんだ?その思わせ振りな態度は…腹立つわー
「…次の奴」
「へ?あっはい!…うぅぅ」
かっかわいぃッ!クロノスちゃん可愛い!
「あっあのぉ…クロノスっていいます…時空魔法が使えます、よっよろしくお願いします!」
物凄く可愛い!
「我が名はティグ・イベルと申します殿下、私は認めませんぞ、貴方の父上は哀しんでいる事でしょうな」
認めない?あぁ、貴族も平民も一緒ーってやつか
「…あれは父上が言えと言ったのだ」
「…!?そんなバカな…ドラクニア様が…」
「おい!自己紹介に政治を持ってくるな!」
「すっすみません!」
「申し訳ありません」
「次!」
「シアルです、よろしくー」
「…なんか、他に何かないのか?試験の時の混合魔法の事とか」
混合魔法?属性でも混ぜるのか?
「大丈夫です、適当でいいんですよ適当でー」
「…そ、そうか…?」
「いいんですよー」
「じゃあ、次は俺だな、俺は金子練、一応時空魔法が使える」
「加護あげたのに…一応…」
「これからよろしく!」
うん、クロノスちゃんが何か言ったけど大丈夫だ!
「金子ルミナなの!」
「金子ォ!?」
「どうした、金子練」
「だ、だって、ルミナが金子って」
「なんだ?妹ではないのか?」
「金子練は私のパパなの!」
「ちょっと待って!」
「パパだーい好きなの!」
「ルミナ!ストォッッープ!」
「どうしたのパパ?」
「ルミナ?どうして金子ルミナって言っちゃうの?」
「え?ルミナがパパの家の子だからなの」
「…間違っているけど間違ってない…」
「良かったの!皆よろしくなのー」
「…まぁ、あれだ、金子練後で職員室にこーい」
「違うッ!ルミナは…天使…じゃなくて養子!養子みたいなもの!!」
「…なんだ、養子か」
「そーです!養子です!養子!」
「パパー養子ってなぁに?」
「ちょっと待ってね?後でお話しするから!」
「練君…カオスだ…」




