モードチェンジはロマン
テトリス楽しい、スマブラ楽しい、スプラ楽しい。
ゲームたのひぃ〜
「…こうなると威厳も何も無いね」
「面白いのーー!!!」
上空から龍人の二人が舞い降りる。
白い翼は天使の様で、しかも普通に可愛い(小並感)
総じて、最高に絵になる二人だ。
「…これで終わりだよな?これより強いのは出てこないよな?」
フラグを建築する主人公。
結果的に言えば、この巨人より強い奴は出てこない。
何が起きるかは、タイトルで察せるだろう。
『ご主兄様、もうやめようよ、フラグ建て。』
巨人が三角座りで蹲る。
その異常な質量で三角座りをされると、山にしか見えない。
…いや、まさしくそれは、山だった。
「んなんなんなんな…………」
『ご主兄様がフラグ建てるから…』
身体の役割をしていた土塊がどんどんくっついて行く。
「洞窟なの?」「洞窟だね」
ーーー完成したのは洞窟だった。
中に入れと言わんばかりの入り口まで用意されている。
突然、練が悪い笑みを浮かべた。
「…クロノスちゃん何処にいるか知ってる?」
問いに、シルフィアが答えた。
「私、連れて来ます!」
練と違い、魔力がある限り無限に転移を使える彼女は、テレポータの様な役割を果たすのだ。
…しばらくして。
「練君、どうしたの?」
「あの洞窟に、爆弾運んで欲しいなって」
全員が、練と距離を一歩置いた。
何言ってんだこいつ、という表情付きで。
「練君?正気?頭大丈夫?」
「大丈夫だよ!時空魔法を使える、クロノスちゃんにしか頼めないんだよ!!!」
『クロノスちゃんにしか頼めない』
その言葉に、一瞬揺らぎそうになるクロノスだが、しっかりと、ダメ出しをする。
「見てよ練君!この洞窟、下の方に続いてるよ!これが崩れたらみんな危ないよ!!」
ぶちかまされる正論攻撃。
練は何も言い返せない!
「タシカニー」
「発想は良かった、発想は…爆発は強いもんね…」
いつの間にか、爆発教に入信したツクヨミさん。
ルミナちゃんが、心配そうな目で見つめていた。
「…となると、攻略するしか手はありませんね」
シルフィアが、出来立てのダンジョンを見る。
「え?えええぇぇぇぇぇぇ!!!?!」
既に、何人も洞窟に殺到していた。
順番待ちの列が出来ていた。
最後尾の看板を掲げている人もいる。
「おっ、来てくれたか!!」
練が言う、つまりこの大量の人達は、練が呼んだ事になる。
「練君……また、何かやらかしたの?」
クロノスが練を睨む……とまで行かない位の眼圧をかける。
周囲の目も結構冷たいので、練はかなり焦った。
「いやいや!やらかしてないって!!手紙出しただけだよ!!エルフの国と獣人の国に!」
「え?お兄様!?何書いたんですか!?」
シルフィアが練の肩を掴み、揺らしながら問答する。
練は首をガクガクさせながら答える。
「もうすぐやばい事が起きるからこっち来るなって!!」
「そーれーはー!!!来いって言ってるのと一緒ですよぉぉぉぉぉ!!!!!」
「嘘ォ!?」
いつも読んでくれてありがとうございます!!!




