入学式は大波乱!?
今日は入学式かー楽しみだなー、そんなことを考えつつ学校って楽しいの大体初日だけだよなーとか不穏なことを考えてるけど、そこら辺って異世界ではどうなんだろ?そんなことを考えてる金子練です
ははっ、うん!なかったことにしよーっと
…俺の学園生活が、ここから始まる…うん!
俺達の学園生活は…これからだ!
「お兄様ー!入学式に遅れますよー」
「金子練、早くしろ!遅れても知らんぞ!」
「はいはーい、今行きますよー」
合格発表か…なんかボードが無いけど…どこに書いてあるのかな?
「お兄様ー此方です」
「ん?何これ、四角い箱」
「これは、此所に登録証を入れると学生証に変わるんです」
「へぇー」
では、入れてみましょう
「ふーん、黄色から青に変わったな」
「良かった…赤になったらどうしようかと思いました」
「え?なんで赤は駄目なの?」
「赤は落ちたという証明です」
「まじで?」
「あぁ…赤だぁぁぁ…!落ちた…!」
「うわっ本当だ…悲しいなぁ…」
「落ちた人は仕方ありません、さぁ、先に行きましょう」
「お、おう、そうだな」
「青なのー」
「私も青です」
「なんか…聞き覚えのある声がするんですが」
「え?気のせいじゃないですか?」
「そうか?それなら良いけどー」
「それでは行きましょう、入学式が始まってしまいます!」
「おう、わかった!」
「体育館…か、流石学園だ」
「お兄様、喋っちゃいけません」
「おぉ、ごめんごめん」
「それでは、ジーク・アスタ様の演説です」
あぁ、そう言えばあいつ王族か
「えー、ジーク・アスタだ、簡潔に言うと、この学園に入った者は皆平等だ!貴族であっても平民であっても…王族であってもだ!だから仲良くしろ!これで、演説は終わりだ」
なんだ…皆変な顔して…あぁ、そうだ、此所は日本とは違うんだったな…
「…ありがとうございました、次はリンシャル・ヴィルド学園長の演説です」
「はい、私も長いのは嫌いなのでー、手短に言いますとー、皆…とは言いません、仲良くしよう!」
うっわ、まわりが煩いなー、俺的には話が短いから好印象だな
「…ありがとうございました、これで入学式は終わりです、それでは学園長」
「任された!テレポート!」
「…はあ、学園長、毎年こんなクラス分けでいいんですか?」
「良いんだよ、俺が学園長なんだから!」
「あれ?皆は?ルミナちゃん!どこー!」
「…やっべ」
「送り忘れですね」
「ちょっと、行ってくる」
「どうしたんだ?君の名前は?」
「ふ、ふぇぇ!がっ学園長先生!…クロノス・タイムです」
「クロノス・タイム…あぁ、君は1-Aだよ」
「あ、ありがとうございます!」
「良いんだよ、楽しい学園生活を!」
「それでは…時の支配-停滞」
「消えた…時の支配か…」
「どうしたんですか?そんなにボーッとして」
「いやいや、初めて家の学園に神様が入って来たからね…ちょっと嬉しくてね?」
「神様…ですか?」
「うん、神様には普通の魔法やスキルは通用しないからね?まぁ、一部例外はあるけどね…」
「神様だからテレポートが効かなかったと言いたい訳ですね?」
「うん!その通りだ…って痛いな!」
「説教の時間です」
「や、やめて!誰かー助けてー」
「痛い!…ひっどい先生だなぁ!」
「馬鹿みたいな体勢をとっているからそうなるのだ、金子練」
「あぁ?ジークもここに?」
「あぁ、非常に不本意だけどな」
「私もです」
「そんなこと言うなよ!」
「あの、私も同じクラス」
「おーい!静かに!」
「お前の事だぞ、金子練」
「わーてるよ!」
「あの…無視しないで」
「煩いぞ二人とも!」
「二人とも…だってよ?」
「金子練、煩いぞ!」
「どうやら煩いのはお前らしいぞ?」
「…ちょっと怒ったよ?温厚な練君もちょーっとだけ怒ったよ?」
「パパ!やめるの!」
「私もいるよー?」
「いらないんですよね!私要らない娘なんですね!」
「…へ?ルミナ!?クロノスちゃん!?シルフィア!?」
「んー今パパとか不穏な言葉が聞こえたが…聞かなかった事にする、だから…ちゃんと席に座って静かにしろ!」
いつも見てくださっている皆様、本当にありがとうございます
実は今日が夏休み最後の日で明日から…学校です
これからは毎週日曜0時に一話投稿のペースに変えることにします…
また冬休みとか、連休中は毎日投稿するので許して下さい!




