金子練vs金子練&誰か
すみません!
投稿する直前に寝落ちしてしまいました…
「はぁ…なんでこんな短時間でグレるんだよ」
非常に、聞き覚えのある声であった。
恐らく、この作品で最もお喋りな人間だろう。
「…貴様……まさか、俺だと……俺だと言うのか!?」
そう、そこら中壊れまくっている、ロリパークにのこのこやって来た被害者は、金子練だった。
「そうだよな、普通はそうなるよなぁ!!!なのに…なんで俺モドキの奴等は!!みんな俺を否定しやがるんだぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
見習いたくない人間No.1だからですよ、と教えてあげると発狂しそうな勢いで告げた。
さっきまで、決意を決めていた彼女は、まさかの展開に身動き一つ取れない。
「…な、何というか…そっちの俺も苦労してるんだな………」
「うっせぇ!!!!」
何気ない気遣いに対する、理不尽パンチ、頰がめり込み、数十メートル先の地面に突き刺さった。
彼の半分は優しさではない、鬼畜である。
「やっぱりオレは、金子練にはなれない。
だってこんなに人に酷いことできないもん」
幼女の形をした何かがボヤく。
「黙ってろ、とっととアイツをぶちのめすぞ」
「なんだと!!言っとくけど!オレは超純粋な幼女なんだぜ?」
その内側に、金子練という超不純物が混じっている。
…というツッコミはほっとくとして。
「確かに、俺はロリコンだが、ナルシストではない」
ここに、魔王を倒すパーティ、勇者と錬金術師がそろった。
「ぐっ……ば、馬鹿な……こんな……!!!こんなことが……!!!!!」
…しかし、さっきの一撃で、勝負は殆ど着いたようだ。
「…おい、どうすんだよ」
「いや、まさかこんな雑魚だとは…」
突然、空気が変わる。
黒々とした何かが薄っすらと見える。
「また…幼女にバカに……また幼女が……幼女ォ……幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
文面は、幼女が好き過ぎて狂ったおじさんだが、纏う黒い魔力は段違いだ。
危うく吹っ飛ばされそうになった幼女が、練の服の裾を掴む。
「まさか…第二形態?こっちがお約束なら……そっちもお約束ってか?」
更に、風圧が増加、風に混じる黒の密度も増し、どんどん視界が失われて行く。
「じゃあこっちも覚醒とかしたいんだけどーーーーーー!!!!!!」
そんな態度じゃあ、覚醒はさせてやらんと、そう言わんばかりに何も起きない。
そろそろ、魔王第二形態の誕生だ。
いつも読んでくれてありがとうございます!!!




