なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!
また、きたぜ☆
「ぁ………ぁ……ッ!?」
扉が、少しだけ、空いていた。
そして、そこから覗く双眼は、ルミナのものだった。
「練君♡」「クロノスちゃん♡」
(ルミナ視点)
ゆっくりと、扉を閉める。
ゆっくりと、深呼吸をする。
ゆっくりと、その場から逃れる、いつのまにか自分の部屋に入っていた。
「先を越されたのぉぉぉーーー!!!!?!!!」
自分1人だけの部屋に、久し振りの大声が反響した。
窓に大きくヒビが走った。
ーーー1分後。
「こんな夜中に何ですか?もう寝たいのですけど…」
「本当だよー!それって、そんなに大切な事なんですかー?」
ヒビ割れた窓が軋む音がする、今日は月が綺麗だ。
窓枠に乗ったルミナの髪が風に揺れた。
そして、その説明は、一瞬で済んだ。
「パパとクロノスちゃんが抱き合ってたの」
空気が、変わった。
窓ガラスが割れ、シーツは巻き上がり、ルミナの髪は風に揉まれた。
「クハハハハッ…抜け駆けはァ…いけんなァ……ちと灸が必要かァ?」
太古の龍の幻影、その風貌は正に破壊神、月の化身。
「どうやら、奴は事の重要性を理解していないらしい。消されても…文句は言えんぞ?」
両腰に一本ずつ剣を携えた騎士が言う、その風貌は正に闘神、剣の擬人化。
「オマエ、コロス。エルフウソツカナイ。」
布一枚の野生児が言う、その風貌は正にワイルド、エルフジャナイ。
「先ずはーーーー警告なの。」
背後の龍が声高く吼える。
ルミナの髪が風に逆らい、重力に逆らい、遂には逆立った。
「いいやーーーー制裁です。」
背後の騎士が対の存在である双剣を抜いた。
逆に、ルミナを動とするのならば、カオスは名前に反して静であった。
口以外は全くの不動、ルミナの覇気に対して毛先一本も動かない。
「ミンナ、コロス。」
背後の野生児が不明な言語で吠えた。
静でも、動でもない、言わば無。
なにも、かんがえていない。
ーーー数分後
顔を紅くした双方、背を向けて他愛の無い話が、中身の無い話が飛び交った。
お互いに、心ここに在らずといった状態になっていた。
ーーー突如、地響きがした。
地震とは違う、一瞬にて伝わり終わる振動。
人為的なものだ…そう確信した。
「誰がやらかした?まさか深淵!?」
窓を勢いよく全開、そこにあった光景とは…!
「警告ゥ!」「制裁ィ!」「クゥォロスゥ!」
悪夢であった。
いつも読んでくれてありがとうございます!
こんな異世界は嫌だ、三年連続受賞!
ありがとうございます!!!
(俺一人だけに聞いた!ヤな異世界ランキング)




