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誰お前

遅れてごめんなさい…

移動に成功して見た光景、それは、ルミナに深淵が今、剣を振り下ろそうとする瞬間だった


『「ルミナッ!!!!」』


名を呼ぶよりも先に脚が動いていたのは言うまでもないだろう、だが間に合わない、既に間に合わない所まで剣は振られてしまった


「……クッ…ルミナ……ルミナぁぁぁぁッ!!!!」


瞬間、目の前に居たのは知らない男だった、さっきまでは深淵とルミナの2人だけだった、だが、目の前に佇むその男、何故だろうか、()()()()()()()()()()()()()()()()()、そう思えてしまうのだ


「五月蝿いぞ、()()()()()


娘を今、切り裂かんとする剣の切っ先は、彼の持つ剣の能力によって、届く前に『消去』された


「親父…だと?」


しかし、見たところ、彼の年齢は12歳程だ、弟なら未だしも、そんな年齢の子供は俺にはいない…筈だ


「貴方…何者?どうして私の邪魔をするの!?」


深淵が問う、ルミナはイマイチ状況が理解出来ない模様だ、ツクヨミさんは考え中、つまり、誰も彼の事を知らない


「貴方も…『月光龍の血を引く者』…なのね」


龍化を解除しつつ彼女は言う、決して『』が面倒になった訳ではありません


「……おばあちゃんか、()()()()()美人だな」


手首のスナップを使って跳ね上げた剣先をそのまま下に下ろす、そして鍵となる言葉を放つ


「『消去』…じゃあな、クソアビス」


否応無しに肉体ごと消去された深淵は問いの答えを得られないまま悔しそうに消えて行った


「ありがとうなの!でも…あなた誰なの?どうしてルミナを助けてくれたの?」


彼女は幼い口調で素朴な疑問を投げかける、すると、彼は剣を落とし、次に膝をついて、最後には抱き着いた


「「なっ!?」」


親御さんが驚愕した、そして次の瞬間には「此奴…どう始末してくれようか〜!」なんて事を考えていた


「母さんを…助けるのは当たり前だろう!?」


爆弾発言、ツクヨミは睨む方向を90度曲げた、練も首を90度曲げて口笛を吹いた


「母さん……母さん!母さぁぁぁぁぁん!!!!」


しかし、彼が叫び、泣き始めるので、2人の首は元の場所に戻る事になった、そして彼がルミナの息子であると、そう確信するのであった

いつも読んでくれているのに、遅れて申し訳ありません…


詫び話は今日の正午に投稿を予定しています、申し訳ありません

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