クリスマスが終わったー!!やったーー!!!!!
昨日の雰囲気とは残酷な程に違うその空気に、作者はお腹を壊した、しかし、そんな事はどうでも良い
「…何となく分かっていると思いますが、ご主兄様はアビスに身体を乗っ取られています、ご主兄様は…『待ってろ』と言っていました」
「…っ!?それって…!」
彼の真意はまだわからない、しかし、そう言われたからには最高の形で彼を迎えたい、そう思った
「私達はコイツを無力化します、殺すのもそのまま放って置くのも駄目です、無力化して、ご主兄様が帰って来るのを待たなければいけません」
その目はボロボロの身体と対称的に光り輝いていた、それは己の主人を信じる心の光、正直あのロリコンが羨ましい
「つまりーーー」
「俺達は彼氏候補君を迎える為の準備をしなきゃいけないって訳だ!」
「もう!!セリフ取らないでよ!!…ふぅ……取り敢えず…練君お迎え作戦!開始ッ!!!」
今この瞬間に考えた作戦名が叫ばれる、やはり、単純な名前の作戦はわかりやすくて良いな!!
「自ら時間を稼いでくれるなんて…ありがとう!」
彼の屈託の無い笑顔はかなり久しぶりに見た気がする、番外編の時だって、彼は何処か無理をしていた様な気がした
「…ま、まさか!?あの無敵時間の一瞬で完全に彼氏候補君の肉体を掌握したと言うのか!?」
果たして、コイツは本当にこの作品の主人公を助ける気はあるのだろうか、いや、本当に助けようとしているのならば、逆におかしいのだ…コイツまさか!!
「ならば…成敗っ!」
アマダスの鎌は総てを斬り殺す、そのまま練の身体、脳天から少しずれて腰までを裂いた
「お、お兄ちゃん?何やってるの!!」
動揺の所為で声が震えた、そしてカオスが一歩を踏み出した
「貴方ッ!今貴方がした事の意味、分かってますか!?」
カオスが襟元を掴み叫ぶ、カオスの身長は小6程度なのでクロノス(兄)は全く浮いていない
「彼氏候補君の肉体を切った、魂を切ると何が起こるか分からんからな」
全く悪びれず、いや、自身が悪い事をしたと考えていない、目を見れば判る
「そうです、肉体を頭を切りました」
「それがどうかーーー」
まるで背負い投げの様にクロノスを投げ、地面に押し付けた
「不死身のゾンビでも頭攻撃したら死ぬでしょうがっ!!!」
……えっと、お前何を見てきたの?と言わんばかりの空気がこの空間を占めた
「…いや、あのさ、落ち着け、ほら、もう再生してるしさ…な?」
「…ダークちゃんとライトちゃんのお姉さん(仮)……」
総て早とちりだった、このシリアス空間で全話とこの瞬間だけが浮遊要塞だった
「……ごめんなさい!!!……ごめんなさい…」
いつも読んでくれてありがとうございました!!
なんとも言えない微妙な空気好きよ




