攻めてきた神の話
「どうだ?!アストル!練は来れそうか?!」
2人は並び、前方を見据える、勿論2人は友人であり、よく話したりしている仲ではあるが、2人仲良くス○ブラをしている訳では無い
「…一応状況は伝えたけど…向こうも戦ってるみたい…多分来れないと思う」
彼等が相対しているのはテレビ画面では無い、神である
「ふふふ…!先程振りね、アストル君、お母様は元気かしら?」
それは既に倒した筈の神、アビスだった、確かに倒した筈のそれは、確かにそこに存在していた
「どうして…どうして生きているんだ!!お前はさっき倒された筈だ!!」
「言わなかったかしら?私は廻魂神、輪廻を司る神よ?私をこの世から消そうと考えているのならば…輪廻というシステムそのものを消さなければいけないわね」
そう言った彼女はその腕を振るう、一瞬にして土人形が構成され、形を成した
「『神魂輪廻・偶像崇拝』」
それは大地の化身、それは大海の化身、それは夜の化身、それぞれが意思の無い人形としてこの世に顕現した
「ば、馬鹿な…!!これが…これが深淵だというのか?これが俺達が相手にしているモノなのか!?」
無限に蘇生し、無限に神を呼び出す、それどころか、殺した人間をそのまま自軍に加える事が出来る、その様な相手とどうやって戦い、勝てというのだろうか
「…そうだ、これが僕達が相手にする敵さ、確かに勝てる見込みは無いかも知れない、でも戦わなくちゃ、勝てないんだ、戦って、可能性を探さないといけないんだ、それが…僕達に、いや、人類に残された唯一の道なんだよ!」
「……へぇ、良い事言うわね、じゃあ…プレゼントをあげようかしら」
彼女が指を鳴らすと同時に『それ』は天空から舞い降りた
「………………」
風が強く吹き荒れた、まるで彼女の再臨を喜ぶかのように
『…そ、そんな……!そんな馬鹿な事が…!?』
「…ぇ……?かぁ………さん……?」
「ふふふ…親子感動の再会ね…尤も、こちらは身体だけ、だけどね…!」
紛れも無く、それは彼の母親であった、何処と無く似ているのだ、いや、同じだ、同じ物を持って生まれたが故に、似ていると感じてしまう
「さぁ、貴方達は…この5柱の神に絶望せずに居られるかしら?」
この絶望的状況で、真っ先に到着した2人は既に絶望してしまった、余りにも圧倒的過ぎるのだ
「ーーー絶望?それは余りにも早過ぎますわ!地属性、水属性、風属性、後一つ足りないのではなくて?」
「ーーーあらあら、闇と対になる者も忘れないで欲しいですね〜」
その声は遥か後方から聞こえて来た
いつも読んでくれてありがとうございます!!
この二つの影の正体とは……!!?




