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護衛をすることを依頼する

どうも、一生働かずに暮らせるお金を手に入れた金子練です、とりあえず魔導貨は一枚換金しといた


もう、働かなくても…良い


「さて、王城に報告ついでに遊びに『行くか』」


『わーい!おっきいお城~!』


「そうだよ~おっきいお城に行くんだよ~」


「ご主人様…前を見て下さい」


「はいよーっておい!」


久しぶりに練金(やっ)ちゃったよ!


「よし!行くか!」


『お城~!』


「…ごり押したね」


「ごり押しましたね」




「お兄様?来てくれたのですか?」


「あぁ、ちょっと報告ついでにね?」


「練さん、来てくれたんですか」


「お父様、お兄様から報告が有るそうです」


「そうなのかい?」


「あぁ、先ずは…この国に人族が紛れこんでいる」


「…人族が?一体どうやって?」


「変装の魔道具を使っていた、それで外見をエルフに変えていたみたいだ」


「魔道具を!?そんな馬鹿な!あれはそう簡単に用意出来ない筈…」


「それは分からない、ただ、あの気色悪さ、もしかしたらアビスの物かもしれない」


「成る程…奴の加護か、それなら有り得る事か…」


「それと、シルフィアに病気を掛けたのもあいつらの可能性が高いと思う」


「シルフィアに病気を!?」


「多分、混乱を起こしてその内にこの国で何かを…人の目に付くとまずい事をしようとしているかもしれないな」


「…そういうことか」


「それでなんだが俺にシルフィアの護衛をさせて欲しい」


「護衛をかい?」


「あぁ、その方が安全だと思うが?」


「…確かに、人族がエルフに化けている可能性が有るからね…確かに君は信用出来る、わざわざシルフィアの病気を治しに来る筈が無いからね…分かった、君にシルフィアの護衛を頼もう」


「そこでなんだけど今、俺の家にいる娘もこっちに呼んでいいか?」


「…大丈夫かい?君の連れている人達にも迷惑が掛かるかも知れないよ?」


「…いや、俺の家の娘はね?ほとんどの娘のステータスが1000超えてるんだよ…」


て言うか1人神だし 


「そ、そうか、なら安心だね」


「分かった、じゃあ家の娘『呼ぶわ』」


「え?今すぐ?」


「はぁ、はぁ、はっ!私は何を?」


「疲れたよぉ…」


「あ、あれ?れ、練君?な、何で?」


「…まぁ、部屋に案内するよ」


「お父様、それは私が」


「そうか、頼んだぞシルフィア」


「はい、それでは行きましょう」




「此所がエイリーさんとミルさんの部屋です」


「すごーい!広いね!ミルちゃん!」


「…」


「ミルちゃん?どうかしたの?」


「殴ってとか言わないでね?」


「え?言わないよ?そんなこと」


「…次に行きましょうか」




「此所がクロノス様の部屋です」


「練君と一緒じゃ無いのか…」


「ん?今何か言った?」


「言ってないよ!もう!練君の馬鹿!」




「此所がダークさんとライトさん、あとルミナさんの部屋です」


「良い部屋ですね」


「本当!広いね!」


『やだ!』


「あれ?ルミナ何か嫌な事有ったの?」


『パパと一緒じゃ無いの!』


「…ルミナ!」


『パパはルミナと一緒なの!』


「ルミナー!」


『パパー!』


「…お兄様と二人きりになる計画がっ…」


『計画通り!なのっ』


「二人ともー何か言った?」


「いいえ?」


『どうしたの?パパ』


「いや、気のせいっぽい」




「お兄様の部屋は此所です」


「いや、これどうみてもシルフィアの部屋ッ!」


…笑顔が怖いっ!笑顔は可愛いのにそれに含まれた意味が怖い!


「…実はたまたま(・・・・)部屋が此所しか空いてなくて…ルミナさんが居なければ…二人きりだったんですけどね?」


『うぅ…パパは渡さないの!』


「二人ともやめてッ!怖いから!恐いからッ!」


「すみません、お兄様、私としたことが…」


『パパ~!怖かったの!』


「ッ!まさか、ここまで全て計画通り!?」


『完全勝利なの!』


「とりあえず…食事を…」


うわぁ、火花が散ってる…女の子ってこわーい


「用意してくるよ…」


逃げるんだよォ!




さて、街に出たけど…何を作ろうかな…そうだな、カレーライス…米が無くてもパンが有るのは確認済みだから大丈夫だな、俺は一人暮らしをしていたからな意外と料理は上手い、インスタントや冷凍食品だけじゃ健康に悪いからな


…お、野菜売ってるな…しっかしみたこと無い野菜ばっかだなーこういう時は錬金術パイセン!オネシャス!


…そこら辺の石ころを練金しましょう、物体鑑定を『付与!』


…あれだよ、生体鑑定を着けなかったのはね?人のステータスを勝手に見ることはいけないと思うの!


でも見た目が石ころ…虫眼鏡に『なれ!』


うむ、覗いて見るか


[土][土][土][土][石][土][土]


…焦点が合った物だけ見えるようにするか


さて、野菜の鑑定、始め!



「ありがとうございました!」


まさか、物にも称号が有ったなんて…異世界人参なんて書いてたら誰でも分かるわ!それにしてもまさか米があるとは…でもなー称号が微妙米なんだよな



カレー粉が無いじゃん!仕方ないッ!スパイス適当に買って練金するか



「ありがとうございました!」


よし!城の厨房でも使うかな、じゃあ城の厨房に『転移!』


誰も…居ないよね?じゃあ勝手に使うか


「中辛…ルミナがいたよね、じゃあ甘口のカレーで『完成』」


材料を完成形…つまりカレーにした!あとは米だな


…ん?料理が好き?そんなこと言って無いよ!得意なだけだよ!


「ふっくら、しっとりの素晴らしいお米に『なーれ!』」 


少し味見しますかー…!?


錬金術最高だわ、まじ神だわ~


「さて、持ってくか」




「やっと終わった…本当に何で王様ってこんなに仕事多いんだろうね…」


「しーるーく」


「ッ!?なんだ練か、追加の仕事かと思ったよ…」


「なぁ、シルク、俺の故郷の料理を振る舞いたいんだがどうすればいいんだ?」


「あぁ、前に話をした所で良いんじゃないかな?」


「了解、シルクも来てくれよ?」


「あぁ、分かった、直ぐ行くよ」




「よし、許可は取ったな、俺(錬金術センパイ)の料理を味わえッ!」


さーて、料理をよそって、スプーンをおいて、皆が居ない!


「…皆『来てください』」


『パパ!どこいってたの!』


「あれ?お兄様?私なんでここに?」


「またご主人様ですか」


「またお兄ちゃんの仕業だね」


「さぁ、なg…あれ、なんでここに?」


「た、助かった…」


「あれ、これってまさか、カレー?練君の手作り?」


「…仕事に殺される直前だった…」


「よし、皆そろったな、じゃあ頂きます!」


『「「「「「頂きます!」」」」」』


「…頂きます?」


「お兄様、頂きますって何ですか?」


異世界テンプレで一番多かったよこれ…


「これは、食べ物の命を貰う事に対しての感謝、それを表しているんだ」


だふん…俺はそう思っているから、そういう事なんだ


「そうなんですか」


「知らなかったよ、それじゃあ」


「「頂きます」」


うん!旨い!錬金術って素晴らしい!

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