マジで不謹慎
ハロウィン投稿だぜー!!トリックオアカオス!お楽しみに!
「やった…か?やったのか?」
それはフラグと呼ばれる言葉、しかし、今回は、今回ばかりは何も起きなかった、その場に確かに生きていたのは彼と彼の生徒だけだった
「えぇ、勝ちました、けれど…これで……すべて終わったのでしょうか?」
それは問いだった、勝利した、それは確実であった、しかし、彼女は疑問に思ったのだ、すべてが、アビスは本当に滅びたのだろうかと
「…判りません、しかし、今は休みましょう、今は体を休ませて『もしも』に備える時です、恐らくですが向こう側も消耗は激しい筈です、なによりーーー貴女の息子さんを休ませてあげて下さい、彼が居なければ、確実に勝てなかった」
彼は踵を返し街へと歩き出す、彼自身もすべてが終わったとは思わない、しかし、この戦いは終わった、そう確信していた
「……パパー!!トリックオアトリートなの!!!」
「…………な…」
彼は眠っている、それ故に少女は無駄に明るく振る舞う、いつか父が目覚めると信じてーーー
「ルミナァァァァァ!!!!!」
「ぁぁぉぁぁぁ!!!!???」
タライに入っていた水を交換していた彼女は驚いてその水を彼にぶちまけた
「パパぁぁぁ!!!!」
少女は目覚めた我が父に抱擁を求めた、しかし、父はそれを手で制した
「待て、『乾け』…ルミナかもォォォォォン!!!!!!」
「パパーーーッッッ!!!!!」
「あぁ…感動的だなぁ…うん、良かったなぁ…」
軽くカオスへと変わったこの空間に更なるカオスがぶち込まれる
「ーーーお兄様ぁぁぁっっ!!!!!」
病み上がりの身体に突撃する、2コンボ!
「練くぅぅぅぅぅぅん!!!!!」
更なる幼女が突撃、異様な光景にいよいよ感動が薄れてきた、3コンボ!
「兄さぁぁぁぁぁーーん!!!!」
「のじゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
一気に5コンボ!!
「練殿ォ!!!」
「ハァッ!?…名前が出てこない…いっか、それより何故ここに!!『帰れっ!!!!』」
彼の姿は掻き消えた、その頃には全員の頭からは感動なんて単語は消え去っていた
「というか…お前ら…キャラ崩壊すなし……」
「いや、空気を読んで…ね?」「のじゃぁ」
「というかタマモがのじゃしか言ってないんだが、ふぅ…身体痛いなあ…『回復』…強いな…」
「というかさ、そんなのできるんならさ、私の能力でコピーして使ったら早く治ったのにね、あははは…」
「……パパー!!トリックオアトリートなの!!!」
↑申し訳程度のハロウィン要素




