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深淵に溺れる大地

アビスの…否、地神の肉体に大地が取り込まれて行く、地神の肉体は辛うじて人形を保っているが今すぐにでも破裂しそうだった


「何が…起ころうとしているんだ…」


この間に攻撃しろよ、と思うのもごもっともだろう、しかし、そんな不用心なのは金子練位だろう


「何が起こるか…知りたい…?でもまだ内緒…直にわかるわ」


一瞬、肉体が歪に膨らんだ、身体中から青と黒の光が吹き出し、視界を2色で埋め尽くした


「ぐおッ!?」


「フフッ…フフフフ…喜びなさい…これを使うのは今が始めてよ…」


光が収まり視界を取り戻した彼が見たもの…それは


「これが今の私の最強…地神、水神、暗黒神、その3柱の神との融合」


さっきまで黒一色だった髪色に茶色と水色が混ざり雑ざり合った、目の色は各々の色に変わり続けていた


「最強…か?見た目以外は変わっていないな!」


それは嘘だった、自分の肌を直接刺す様な力の波動が相手が自分の遥か格上に存在していると言うことを教えていたからだ


「へぇ…じゃあ…」


ゆったりとした動きで両腕を広げる


「確かめてみる?」


言い終わる前に攻撃の準備は終了していた、既に背後に回っていた彼の蹴りが炸裂する


生物に攻撃したとは思えない程、硬質な音が鳴り響く


「背後からの攻撃…センセイとしてそれはどうなの?」


「教えといてやる…戦いに…卑怯なんて無いんだよッ!!!」


空中で脚の付け根を軸に縦に回転、二撃目を繰り出す


「そうだね、知ってる」


蹴りが当たる瞬間、完全に当たると確信した、その瞬間、アビスは加速する


「だからさ、卑怯なんて言わないでね?」


彼女は速く動いた、瞬きより速く、光を追い越し、完全に時間経過が零の世界へと突入する程にーー




彼は攻撃を受けてからその声を聞いた、回避の速度を越えた攻撃速度、身体中が悲鳴を上げているかのような軋む音がした後、異常な速度で吹き飛んだ


「ぐぁぁぁぁぁぁッッッ!!!??」


しかし、その速さは一瞬にして0になる


「…凄いね、その領域に達するまでどれだけ努力したの?」


ゆっくりと着地した後、膝をつく


()()()()()()()()()()、ステータスの調整なんて誰だって無意識の内に出来る、でもそれが0になることは無い、普通はね?でも貴方はそれが出来る」


彼に語りかけながら、彼の隣まで歩き移動する


「正直に言うとね、私、貴方に失望していたの、こんな雑魚だったんだって…」


歯を食い縛る、悔しくは無かった、しかし、目の前の敵の強さを見て『勝てるハズがない』と考えてしまった、それにイラつきを感じたのだ


「でも雑魚じゃなかった、努力家だった、その努力頂戴?」

いつも読んでくれてありがとうございます!


スマホが帰ってきたと思ったら半分以上のアプリデータがあの世に還りました、ウワァァァァァァァァ!!!!!


…こころぴょんぴょんしてきます

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