表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
169/437

大地の巨神

明日は振替休日!勿論投稿しますよー!


…日曜と祝日被ってるから二本投稿とか死ぬ……しませんよ!?

大地が揺れ、轟音が走る、山の様な形をしたアビスが動き出したのだ


「行かせるか…お前は僕がここで止める!」


風が騒がしく吹き始め、彼のシルエットが揺らぐ…既に戦いは始まっていた


先程放っていた風の弾丸を数倍の威力にして放つ、的が大きい影響もあり、弾丸は簡単に当たった


「どうだ…?」


空気操作の能力によって直ぐに砂埃は引いた、やはりと言うべきか、大地の巨人は未だ健在だった、そしてある事に気付く


「こいつ…中身がスカスカだ!坑道か何かが有ったのかも知れないけど…好都合だ」


再び、風が騒がしくなった、大量の空気が操作されるのだ


「このまま内部に空気を流し込み…破壊してやるっ!」




風が自身の体内を吹き荒れる中、その巨人は敢えて何もしなかった、勿論坑道を元々崩しておく事だって出来た、けれどもそれをしなかった、相手に気体操作の能力者が来ると知った上で、それをしなかった、それは何故かーー



しかし、時すでにお寿司…爆散、巨人の肉体ーーといっても肉は存在していないのだが、それが粉々に・・・四散した


「…え?」


まさか死ぬと思っていなかった、まるで殺人犯の言い訳の様な台詞だが、今までの深淵といえば、無限に蘇生し、細胞の一片残らず殺さなければ死亡しない、そう言ったしぶとさを持っていた、それと比べれば…これは呆気なさ過ぎるのだ


「終わったのか…?」


そして、油断していたのだろう、何故、()()()()()()()()()()()()()()()物だと考えなかったのか……



突然床がまるで鋭い槍に変化し、アストルの左脚を裂いた


「なッ……!?」


攻撃に対し反射的に飛び上がる、そして勢いはそのままに逆巻く風が自身の躰を空へと押し上げた


「…まさか………僕と同じ…」


固体操作、その形態である限り、それを使役し、自分の手足の様に使う能力の一つ


「だとすれば…!」


形も大きさもバラバラな岩石で何かを造るよりも…細かい砂で何かを造る方が簡単だろう、だからこそ空洞を作り、ワザと壊させたのだ、より精巧な手足を造る為に


「…そ、そんな……そんな事って……」


砕けた砂が形を変える、現れたのは砂で出来た人形だった、その数、ざっと見ただけでも1000体以上、さっきの様に再生する事を考え、顔を蒼くした


「これを…僕一人で………やるしか……無いのか…?」


彼ならば…金子練ならば……そう考えようとして…やめた、ここに金子練は居ないし、来る確証も無いのだ、自分だけでなんとかしなければならないのだ


「金子くん…僕、やってみるよ、一人で…やってやる…!」


その言葉は彼の実力をよく知る者を呆れさせるだろうが…精一杯の彼の覚悟の言葉だった

いつも読んでくれてありがとうございます!!


やっべ…シリアス過ぎてツライ…あっ今日祝日………秋分の日って何すんだよ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ