黒点群
…綺麗だ…何時間でも、もしかしたら永遠に見続ける事も出来るかもしれない……そう思えるのは…ルミナが一緒にいるから、なのかもなぁ…
「あのね……パパ、ルミナ、言いたい事があるの……」
「…なんだ?どうし……………嘘だろ…?」
ルミナの方を向こうとした瞬間、気付いた、気付いてしまった、恐らく、こんなに景色の良いところで無ければ気付かなかったであろう程遠い地平線の彼方に……黒点が見えた、じわじわと草原の緑を侵略しながらこちらに近づいてくるその黒点の事を俺は知っていた
「…パパっ!あのね!!」
「ルミナ………すまん…奴等だ、この話はまた後で」
そして、立ち上がり、移動しようとキーとなる言葉を紡ごうとする………が
「また、置いていくの…?」
それはもう、できなかった、人として、親として、そしてなりよりーーー
ーーロリコンとして
「いいや」
置いて行くそうする事でルミナを危険に合わせないように、守ろうとした事がルミナを傷つけたと知ったその時から、それはできなくなっていた
「ルミナも『連れて行く』!!」
「はぁ…はぁ…ぐっ…………」
移動した、その先に居たのは暴食の能力を持ったあの店主だった
「おやぁ、『錬金術』の金子練じゃないですかぁ…今日は『暴食』に『錬金術』と…大量ですねぇ!!」
やはり居たのは深淵…それと…店主!?戦って居たようだが…外傷も無いのに苦しそうだ……一体何が…
「大量…?何のことだ、両方やられるつもりはないし、やられる訳が無いぞ」
「パパ…甘い店の人……凄くお腹減ってるの」
その瞬間、グルルルルルル…と、まるで腹を空かせた魔物の様な唸り声が聞こえた、…まさか…これはあいつの腹からか?
「来ちゃ……ダメ………お腹が………」
「ふっはは!!!暴食のデメリットを教えてあげましょうか!!それはエネルギーの消費量!常人の20倍もの食事回数が必要でそれを行わなかった!又は行えなかった場合……そこら辺の物を口にしてしまう!!!」
ん?そこら辺の物を口にする?
「お、おい…それじゃまさか………」
腰のあたりに抱きつかれる様な感触を感じた、ルミナに抱きつかれたのだと理解した
「ぱ…パパ……なんか近づいてきたの!!」
「……お い し そ う………」
…もしかして…来ない方が良かった?
「頂きまぁァァァァァす!!!!!」
「ほい錬金術センセー!食べ物『召喚』!!!」
はい、万能。全部錬金術でオッケー!
「………え?…何それずるい」
「お前ら深淵も大概だと思うけど!勝ったな!」
いつも読んでくれてありがとうございます!!
タマモが自分の父親代わりのご主人様の代わりに思い出の街を守る!……と、いうのを初期段階の頃は構想していたのですが、やめました
そして…毎日投稿終わり!!如何でしたでしょうか?




