飯テロリスター
「じゃ〜あ〜私も、頂きまぁ〜〜す!…………んぅっ……あぁ、やっぱり…私って天才……」
まるで料理漫画か何かの様に表情が緩くなる、こういう表情って美女がすると中々絵になるモノらしいのだが、なんだろうか、無性に腹が立つ、ロリコンだからか?
「あむっ!…ん……んーー!!!んーーー!!!!パパーー!あのね!パパ!あのねっ!…んー……ふわふわっ!なんかふわふわしたの!!」
既に彼は空中をふわふわと遊泳していた、具体には「あむっ!」で絶命「んーー!!!」で昇天していた、ルミナは一瞬停止し、そこの店主は「あぁ天才」と呟きながらチョコケーキを口に運び続けていた
「パパっ?パパおはよう!」
「おはよぉぉぉぉぉ!!!!!…はっ…ここは…」
こんな事が有ろうともまだチョコケーキを貪る店主にここまで行くと感心されられた、といっても練の脳内は50%ルミナ50%幼女、つまり脳内を幼女が100%占拠している彼は感心どころか気づく事すら無かったのだが
「パパ!ふわふわだったの!甘いはふわふわしたの!!」
「パパはふわふわしたの!ルミナ天使にルミナの楽園に連れてかれるところだったの!ルミナのアイデンティティを奪うからこれ以上しません」
ルミナはともかく練のはキモいのでこれ以上しません
「ふぅ、お騒がせした…だが勝負は継続中だ、今のふわふわのお陰で名案が浮かんできたぜ!!」
そう言って、チョコケーキの3分の1程度を切り、それを口の中に放り込む
「んんっ!?」
「あっまいの〜♪」
ふふふ……ルミナ可愛い……ウマッ…狼狽えたな…そうだ、これが俺の作戦、「なんか…飽きてきたなぁ…」だ!確かに、確かにこれは美味い、だが!どんなに美味い物でも飽きがくる!このチョコ味が続くこのケーキなら尚更チョコ味に飽きる!
「単純だが…良い作戦だったね、だけど単純故に対処は容易!セットのドリンク、クールタイムです!!」
クール…タイム!?…ハッ!笑わせる!頂きます!!
「なっ!?口の中の甘味が…殲滅されて…ッ!?いや…これは…別のモノに進化している!?」
「どうだい?口の中に拡がるチョコミントの味は…」
く…っ!コレは…ミントの割合が高いせいであんまり甘くは無い…単品で頼んでしまえば飲めなくは無いがわざわざ飲みに来るものではない、と早急に割り切ってしまうだろう…だがチョコとの融合チョコミント…!侮るべきでは無かった…だが!だがしかしなぁ!!
「このミント味に…ルミナが耐えられるか?」
コレだ!ルミナには悪いが二重トラップだ!!もしこのペパーミントフラッペを出さなければ…ルミナは納得しないだろうなぁ…さぁ!どうする!?敗けを認めるかぁぁ?
「…………」
いつも読んでくれてありがとうございます!!
涼しく、アツイ料理対決が行われております!美味しそう…




