早起き最低記録
「ふぅ、昨日は酷い目に遭いました…」
「ねーね…」
「あっ!エルちゃん…!」
「作者の奴……私の存在忘れてる…」
「アイツはそういう奴だ…自分で追加したキャラを直ぐに忘れる…」
「くそごみ作者……」
エルティ・フラッシュ=バードのファンの方、申し訳ありません…ファンの方居る?グハァッ
朝ですね、目がぱっちりと覚めました、外の鳥達が「今日はいい一日になる」とさえずる、根拠は無いが
「おはよう!…………ワッツ」
なにか分からないが、何故こうなったのか分からないが………クロノスちゃんがルミナと反対側に寝ている…なんで?
「…待て、落ち着け、あまり描写されていないが俺は朝、顔を洗ってからバッチリ目が覚める、うん、そうだった気がする」
足早に洗面台を目指し、速攻で顔を洗う、そしてベットを見た
「クロノスちゃんがいるーー夢かなぁ?んー?あはは、いったぁい!夢じゃないねど畜生!!!!」
俺はシルフィアの言葉を思い出していた
「裸でキスして寝ると子供できる」
そんなにカタコトじゃ無かったかもしれないが、キスして寝るとってところに問題がある、ルミナはまだ子供だし、一歳だしまだかもしれない、しかし……
「ふゎわぁぁぁ〜〜ぃゃんれんきゅん………ハグなんてはじゅかしーょぉ………」
可愛い…おっと、なんだこの赤いのは…まさか寝てる間に絵の具でも食ったか?
「ぱぁぱぁ……ずっとぃっしょなのぉ………ぱぁぱぁ………」
あれ?なんだ…血が…止まらない…いや、これは悪化してるな……つまむか…とても最高です、これからずっと早起きします
「……くそッ鼻血が止まらないッ!?錬金術さん使おっと『止まる』…おぉ……流石っ…」
折角なので料理でも作るかな、料理は分量を守ってレシピ通りの材料を使えばそれなりには美味いからな
「……と思ったがこの部屋には冷蔵庫が無い!!…最小限の動きで購入しよう」
先ずは報酬を受け取る為にギルドに行こう…待て、ルミナが心配したらマズイので分身を置いて行こう
「『分身』頼んだ、では『行ってくる』」
これで何かあったら説明してくれるだろう、そう思いながら部屋を後にする
ーーここはギルドの一角、報酬受け渡し窓口、そこに俺、金子練は現れた、朝のクセになんだか人も多いし…何より五月蝿かった
「…何故こんなにうるさいの?」
誰かに聞いた訳では無いが、隣の人の良さそうなオジ…お兄さんが教えてくれた
「なんだ知らねぇのか?KUMA=SANが根絶やしにされたんだよ!」
ちょっとムカついたので口調を真似してやった
「なんだ知らねぇのか?KUMA=SANを根絶やしにしたのは俺だよ!」
人の良さそうなお兄さんは(うわっ何だこいつ…話さなきゃ良かった…!!)と、変態を見る目をしていた、まぁ、あの量をね?どっちの意味に捉えられてもその顔されるわな
「じゃ、受け取りに行くから」
そう言って窓口に向かう、窓口のお姉さんは…うん、おしいな(ロリコン並感)
「えっと…御用は何でしょうか?」
「KUMA=SAN討伐依頼を完遂したんですが」
「え?その討伐依頼はさっき…勇者さんが…」
…本日二度めのワッツ!!勇者って!!ああそうだな!!勇者って人の家のアイテム強奪しても何も言われねぇもんなぁ!!!
「そいつの顔、解ります?」
受付の人は少し困った顔をした後、ギルド名簿を持ってきてくれた
「本当はダメなんですけど……内緒ですよ?」
そう言って軽く舌を出してウィンクする、童貞即死魔法-死律憂隠駆-作者は死んでしまった
当事者である練は「やるやん」程度の感想しか抱いていなかった
「この方…ですね」
そこに載っていた顔は……
「またやっちゃいました野郎………ありがとうございます、直ぐに帰って来ます、ハハッ……」
またやらかしやがったなクソカスゥゥゥゥ!!!!!
いつも見…読んでくれてありがとうございます!!




