ロリババアの闘…うわなんだ何するやめろーー!!!
悪い子と読書熱心な読者様方以外が寝静まった深夜、彼女達は火花を散らしていた
「先攻は譲ってあげる、かかって来いやーーー!!!!」
ドスの効かない声で怒鳴り散らす、子どもの喧嘩みたいで可愛い
「では…変身!!ーーーーー魔導記憶行使-精密爆発-」
突如、クロノスの眼前で爆発が起こる、ギャグ補正がかかっていない今、致命傷になり得る一撃
「時の支配-停滞-……甘いね、基本的に私に魔法は効かないと思った方が良いよ?」
爆風はクロノスに当たる寸前で動きを止める
「ピンポイントの時間停止…!?」
彼女は驚く……フリをした、クロノスを自身に注目させ、タマモの攻撃を確実にヒットさせる為に
「ゼロ距離での狐火散華ッ!!!」
タマモの手から放たれた狐火が細く、細かく分かれそれぞれ発射され、クロノスに突き刺さる
「よしっ!!詠唱は無かったし魔力の流れも感じなかった!!仕留めたのじゃっ!!!」
突き刺さった赤く光りを放つ炎が辺りに燃え上がり…………!?
「何故じゃ!!確実に当たったハズ……!!」
そう、当たっていた、彼女の服に当たったまま、そのまま燃え移る事無く、そのまま消えることもせず、そのまま止まっていた
「この服は特別製なんだよ!!なんと当たった物を止める事が出来るんだよ!!!例えば、こうやってちょっと動いて…」
魔法が効かないと悟ったシルフィアは既に接近戦へと切り替えていた、自身の魔力を全て身体強化に注ぎ込んでの突撃…それを見透かしたかのようにクロノスは紙一重で回避する、そしてその先には
「離れた瞬間、それは動き出す」
突撃の姿勢のままシルフィアは炎に包まれる、しかし、流石と言うべきか、魔法抵抗力の高さが幸いし、削られたのはHPの五分の一程度
「ご、ごめんなさい!!悪かったのじゃ!!!」
「いえ、まだ…闘えます!!!」
着地と同時にターンし、地を蹴ろうとする、しかし、着地の隙をクロノスは見逃さない
「着地狩りは…基本!」
そして止まった時は動き出す
周囲に爆裂音が響いた、この衝撃で世間的には良い子に分類される子が何人か起き、悪い子に分類される子は窓をチラッと見た後、疲れを感じて眠りについた
「はーい、私の勝ち!!ソロの年季が違うよ年季が!!!……こんなに哀しい事はないなぁ……ん?待てよ…時空の揺らぎの周期で眠ったり起きたりしてたから…寝てる間を引くと……やったぁ!!私12歳!!向こうの年齢足しても34歳!!!勝ったーー!!!」
そのままスキップしながらさっきのドアまで戻る
「…うぅ…その理屈はおかしいです…ガクッ……」
「相性が悪過ぎるのじゃぁ………ガクッ……」
いつも読んでくれてありがとうございます!!!
最近Minecraftにハマりまして、裏ボス(笑)の4回目の討伐に成功しました!!やったね!!…どうでもええな




