やっぱりダメだ…
「ハァッ!!てやぁぁぁ!!」
次々と襲い掛かるKUMA=SANを倒し続ける…辺りにはKUMA=SANから溢れ出た綿でいっぱいになっていた
「…ふぅ…やっと一息つけるか…」
KUMA=SANの姿が見当たらなくなった、警戒されたか…それとも狩り尽くしたか…待ってみないと分からない
「…この綿を使って何か作れないかな?」
そう言いながら立ち上がり綿を家へと転送する、まぁ、いつか使うだろ
「…暇だな…『寝る』か……暇だなーー」
一瞬で寝てしまい、やる事が無くなってしまった事に気付き、近くにあった手頃な岩の上に寝転がる
「キャーーー!!!」
すると耳障りな声が聞こえて来た、見殺しにするのもアリだが……ここは暇だし助けておこうか、そう思いその方向を見る
「へっへっへっーー!!コイツは別嬪なお嬢様だぜ!!!抱きしめた後hshsしてやるぜーーー!!!」
…やべえなあ……顔の形とか諸々が物凄くさっきのKUMA=SANに似てる…討伐対象だと思ったって言って…殺っちゃ駄目かな?駄目だよ!
「キャーーー!!!へっ変態!!こっち来ないでー!!!」
その別嬪らしいお嬢様は此方をチラチラ見ながらそのセリフを吐いた…
「…こっち来ないでって言われましたね…じゃあ…さよなら…」
俺は帰る事にした、何故か、変態、こっち来ないで、好みでも無いのに行く理由を知りたい
「あっ、ちょっちょっと!!た、助けて!!そこの人!!!」
挙げ句の果てあの変態に助けを求める始末…これは頭の方も相当お粗末でいらっしゃる様ですね
「…グッヘヘ!!い、いくぜー、こ、このままおっぱいとか触っちゃうぜー………触っちゃうぜー!!!」
「…え…?キャァァァァァァァァァァー!!!!ちょっー!ちょっと!!助けて!!!お嫁に行けなくなっちゃうからぁ!!!助けてーー!!!!!!」
面白い反応だった…3点!
「『移』『移』」
多分この人もやりたくてやってる訳じゃ無いのだろう…可哀想に…そう思ったので数十メートル先に飛ばすだけで済ませた、やっさし!!
「あ……ありがとう…ございます…あっあの!一目惚れです!付き合って下さい!!!」
……………
「…………本当に?」
「……え?」
「本当に一目惚れ…?」
「……も、勿論!!貴方の為なら…この身体だって…!!」
「………」
ゴゴゴゴゴゴ…
「だが断る」
「…何で!?なにが不満なんですか?」
「この〔金子練〕が幼女以外にチヤホヤされる為に〔錬金術〕を使っているとでも思っていたのかァーーーーッ!!」
「幼女…以外……?き、キモいですゥゥゥゥゥゥ!!!」
「キモいだと?あり得んな、何故なら…俺は紳士だ」
いつも見てくれてありがとうございます!!!
やっぱこれだね!




