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箱入り?

「えぇ!?だ、だって裸でキスしたら赤ちゃんができるって本にも…!」


…シルクが用意したのかな?まぁ、何にせよ、これなら切り抜けられるかも知れない!


「いや、キスで赤ちゃんができるのはおかしい、そもそもの話、何で裸になる必要があるんだ?」


シルフィアの表情が変わる…これは驚きの顔だ


「そ、そんな…じゃあ……」


…ん?嫌な予感しかしない…というかこういう時にされる質問って…


「どうしたら赤ちゃんはできるのですか!?」


はい、来たーー………だが、俺は思い通りになどならない!!俺は日本に帰れちゃうのだ!!そして…日本にはアレがある!正確には俺の部屋にはアレがある!!


「保険の教科書!……と言う名の魔道書だ、これの50〜ページぐらいに載っている」


エロ本と思った人〜充分恥ずかしがって下さい、というか俺まだ買えないし


「…お兄様……あの…」


顔が心なしか青い、きっと保険の教科書を見て気分でも悪くなったんだろう、妙に生々しい所あるし


「ここの…割れ目…無いです」


そう言って指し示すのは教科書に掲載されている画像の股の辺り


「………え?…えっ?……無いの?」


…え?…疑問符が脳内を飛び回ってるんだけど、嘘っ!?無い?人間として………エルフだったァァァァァ!!!???!!エルフってそうなの!?風呂場でそっちは極力見ないようにしてたから気付かなかった!!!


「は、はい…確かお父様も……」


ええええええええ!!!??少子高齢化待った無しどころか詰んでるじゃねぇか!!えぇ!?じゃあどうやってシルフィアは産まれたんだよ!!


「…嘘だよな?……きっと見落としてたんだよ、うん」


そう言うとシルフィアは足早に風呂場の方へ向かう


「…俺は……あるよな、大丈夫だ!」


さっきのお話で寝込んだ息子はちゃんとまだご存命だった、確認が終わったと同時にシルフィアが帰ってくる


「…やっぱり……無いです…ツルツルです…」


…ヤバイヤバイヤバイ……この世界で人類はどうやって子孫を残すんだよ!!


「じゃっ!!おしっ○は!!それはどうするんだよ!」


そうだ!無いわけが無いのだ!……クロノスちゃんにも聴くか……クロノスちゃん俺の先輩だしな


「え?何ですかそれ」


ガチだった、眼が、声色が、表情が、仕草が、その全てが本当にそんな概念が無い事を意味していた


「…こっちの世界に来た奴は…色々と辛いんだろうなぁ……」


「何の話ですか…でも、この情報が間違っていればキスで赤ちゃんができる事が正しいということに…」


…マズイですね……あっそうだ!


「シルフィア………」


真剣な眼差しでシルフィアを見つめ、肩を掴む


「お兄様…やっと私の気持ちに応えてくれるのですね!!」


シルフィアは未だかつて無い喜びの表情をしていた、その表情は一瞬で崩れ去る事になるのだが


「キス『禁止』」


「酷い!!」

いつも見てくれてありがとうございました!!


「うェェェェェwwwwww異世界でハーレムですわwwwwww異世界サイコー!!」


「何で…何で!アレコレできないんだよォォォ!!」



「俺イモリクソ雑魚だからアレとかコレとかしないけどキスまでならするよ」


「子供できました」


「なんで?(切実)」



「パパーー!おやすみのきすー!」


「あぁー!可愛いなぁもう!」


「赤ちゃんできたー!」


「うそーん…」


と言う事件(事案)がこの世界では発生しまくります、異世界に行った時にはご注意を

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