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何故ラブコメがシリアスになったのか

「え?そういう事なの?」


長くなるとヤバイので手短に説明してもらったのだが…


「ほら…うーん…そうだ!ソシャゲに例えるとね、なんか友達が課金したら、今まで我慢してたけど友達も課金したし…負けたくないし…やっちゃえ!って感じ!…かな?」


物凄く分かりやすい、そうだよな、他の人が既にしてる事ってやりやすいもんな、コロンブスの卵…はちょっと違うか


「ん?待てよ?一回課金したらまたしたくなる…よな?まぁまぁの人がそれをしたがる」


…と、いうことは…


「…まさかだね、あり得るかも…シルフィアさん来たから、またね!ーーーーあっシルフィアさん、スッキリした?私はちょっとタマモちゃんとお風呂にーーーー」


…またね…か、ふふっ…ダークとライト、帰ったらどんな反応するんだろうか…


『え?ご主人様ルミナちゃんとキスしたんですか?…えぇ!?クロノスさんとシルフィアさんとも!?』


『うっわーー………お兄ちゃん…ないわーー引くわーー』


『本当、ドン引きですよ』


『なんか、勘違いしてたね、私達が相応しくないんじゃなかったんだね、お兄ちゃんが私達に相応しくなかったんだね』


『失望しました…貴方の剣辞めます、さよなら』


『バイバーイ!』


「………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!行くんじゃない!2人共!!!行かないでくれぇぇぇぇぇ!!!!」


「兄さんうるさい!じゃ、シルフィアさん、ウチの兄さんに宜しく!」


そう言って尾の先、ケモ耳の先まで白くなってしまったタマモをおんぶしたままドアを閉めた


…なんだ、凄い光景だ、尻尾の大きさの所為で物凄くデカイ物を持ってる様に見える


「…そ、それでお兄様…ま、まさか他の人とは………その………してませんよね?」


…ふぅ…俺は今さっき、結構鈍感だったという事を思い知らされたが…これは…多分キスの事だろう…ここは正直に言った方が良い…筈だ!


「…実はーーだなぁ……ンンッ…なんだ、その〜〜……ルミナとも……うん、キスした…なんか…すまん!」


さぁ!正直に言ったぞ!どうだ!?


「…え?ルミナちゃんと……?」


口がパクパクと動き、表情がコロコロと変わった、嫌な予感しかしなかった


「…嘘ですよね?」


何故か、それは分からないが身体の芯が冷える様なそんな気がした、いつになく、王女として居た時よりも真剣か眼差しで、人を一瞬で凍死させてしまいそうな視線で、俺を見ていた、やましい事…ある事にはあるが、目さえも合わせる事が出来なかった


「…嘘…じゃない…えっと…俺は、昨日、ルミナとキスを……した」


ドラマの中にいる様だ、勿論俺は不倫がバレた夫の役だ、この言葉ではクロノスちゃんは良くてルミナとは駄目、と言われている様だったが…俺はそれに気付かなかった


「……知っててやったの?」


知っててやったの?その言葉の意味が理解出来なかった、なんだ?ルミナはキスをしたら死ぬ病気だったりするのか?…それはない、絶対だ


「知ってて…意味が分からないが……」


その言葉を彼女が聞いた途端、正確には聞いたかどうかはわからないが身体の芯が少し暖かくなった


「そう…じゃあ…ルミナちゃんからキスしたんだ」


「あぁ…そうだ、俺は…自分からする勇気なんてない」


嘘偽り無く答えた、それしか出来なかった


「そう…じゃあ私の勝ちで良いかなぁ……」

いつも読んでくれてありがとうございます!!


アレですね、僕はヤンデレは嫌いじゃないんですよ、寧ろ好きですね、浮気しなかったら大丈夫だからね


※但し二次元に限る

三次元はこちらから願い下げだぜ!!!

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