表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
119/437

今頃学園は…

深淵が空から落ちた、念の為に触手も集めて焼いた、スキルで着火出来たから…死んでる、死んでるよな!


「じゃあ、アンタが戦ってる時に集めた素材で依頼達成して来るから…」


そう言って俺は移動した


「おう、逃がさんぞ」


するとその移動先にポートが居た、しかも俺の肩を掴んでいた


「やっ…」


言い切る前にポートの瞬間移動で拉致られた、なんてこったい


「お前…言ったよな、書類の整理手伝うって…」


「いや、言ってないぞ!?というかなんで異世界でよりによって書類の整理なんだよ!…あれだな、書類の整理って大変だな」


そう言って俺は彼の事を思い出す…メイドロボ贈らないと…まぁいっか!


「まーなー、パソコンねーし、俺以上に仕事ができる奴少ないし、俺がやんねーとな〜っと」


書類の整理、その動作1つ1つはさっきの戦闘以上に丁寧で素早かった、スマホあんのにパソコン無いのか…


「転生者…ですか」


「判れよ、そこはよ、お前は…黒髪だから転移か?違ったらすまんな」


あっこっちでも黒髪は少ないのね、それがディフォルトなのか


「はぁ、一応前世は自殺、マジであれはヤバかった、散々尽くした会社に首切られて…女が金持って蒸発よ、実家はもうねぇし、まぁ、そこに行くまでの金もねぇんだけどな、何すれば良いかわかんなかった、んで、選んだのが自殺よ、幸いまだ会社員扱いだったからな、会社の屋上からドーン、痛いより……何と言うか…凄かった」


「大変…ですね」


よく見ると目には熊が出来ていて、さっきまで激しい戦闘を行っていたとは思えない様にやつれていた


「じゃあ、ポートさんの基準で書類を『片付ける』」


バッと、一瞬で、書類が片付く、すると俺とポートの目が合った、ポートは凄くこちらを睨んでいる


「どうやった!なんじゃそれは!」


肩を掴んで何度も揺らす


「錬金術でちょっと…というか『寝て』下さい」


「スヤァ…スッキリ!」


錬金術の汎用性が高すぎる…


「おい、スヤァ…とスッキリ!は必要だったのか?」


「要らないね」


「そう…錬金術って壁作るだけだった気が…」


「そうだね」


「…取り敢えず助かったわ、じゃあ、困ったらここ来いよ」


…と、突然ルミナが気になりだした、そう言えば1分くらい前まで深淵と戦ってたんだよな…思い立ったらすぐ行動!俺は窓に足をかける


「まさか…!じゃあな!!ルミナァァァァァ!!!!………!!!」


「…やっぱ来んな」

いつも見てくれてありがとうございます!!



なんと、あのポートさんが死亡フラグの回避方法を教えてくれるぞ!やったね!


よう、ポートだ、それじゃあ…『死亡フラグ』の回避の方法を教えてやる、死亡フラグって結構言わないようにしてても、結構こう…フワッと言っちゃうんだよな〜これが、まぁ、実際の話なんだが……その時のセリフがこれだ



「……俺…この戦いに勝ったら…………あれ?戦いに勝ったら……うーーーん……なんだ……うん……そうだ……うまい飯……はさっき食ったし……彼女とかもいねぇし……家もねぇし……親もいねぇ……こう考えると……結構虚しいなぁ…………」



…ちょっと哀しいが……うん、事実だ、だから…少なくとも、毎日美味い飯を食え、それじゃあ…生き延びたいって思えるようになっからよ……な?つまりはフラグも気持ち次第でどうにかなるって事だ、まぁ、無理な時は無理だがな!


ダメじゃないですか…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ