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正しい(?)転生者の在り方

…という事で


「ふぃ〜〜……生き返るぅぅ…」


俺は娘(義理)と妹(義理)と彼女(?)と風呂に入っている、最高の気分だ…!


「お兄様、私、こんなの初めてです」


そう言いながら俺に身体を預ける、いつか褒めた綺麗な髪が肩に掛かる……何故、ルミナ達は何も言わないのか、


「広いのー!!!」


そう言って華麗に飛び込みを決める…元気に子供が遊んで居るのを見るのは…なんというか、親としてかなり幸せな気持ちになる


「ルミナちゃん!!泳いじゃ駄目だからっ!!」


そう言ってルミナを追いかけるクロノス、その姿は彼女、というよりは娘に近いものを感じた、そんな彼女なのだが、偶に見る笑顔にちょっとドキッとする事もあったりする…



……まぁ、みんな幼女だけどな!!!


と、そんな事を考えていたら隣から声が…


「ご主人様ー!ご主人様がロリコンってバレたら私達の立場が危ういのでーー!」


ん?この前どっかのギルドに行く時にどっちでもいいとか言ってなかったっけ?


「簡単に言うとー!性犯罪者と勘違いされたら困るからーー!お兄ちゃんはお姉ちゃんになってねーー!」


困るなぁ…好きな物を好きと言うだけで性犯罪者だなんて…


「まぁ、そこまで言うなら、なってやらん事も無いな、『女体化』」


其処には物の見事な2つの球体が水に浮いていた


「うーん…」


そして俺はまるでその球体を強調する様に、いや、全くの無意識だったのだが、腕を組んだ


「グハッ!」


自身の身体にコンプレックスを抱えた女神は沈んで逝った、それを間一髪で既に巨乳になる事が確定している我が娘が抱き留めた


「お兄様…?いや、お姉様…?」


その隣ではエルフの王女が突如、女性に変わった兄の呼び名に悩んでいた


「うーーん…」


そして、彼は考える、それは俺を否定したもう1人の自分の事、ここで華蓮と名乗ってしまうと…ちょっと…な感じになってしまう、かと言ってツクヨミさんを名乗るのも…ちょっと…俺はルール位は守る人間だからな、ん?ロリコン…?何の事かな?俺はちいさなおんなのこをこよなくあいするただのしんしだよ?


「…お兄…お姉様、どうしたんですか?逆上せましたか?」


呼び名はお姉様で統一されたみたいだな、それより…新しく名前を考えた方が良いんじゃないかな?…では、アルケミスト、からアルト、うん、いいんじゃないかな


「俺は…アルト、いや私はアルト!」


「え?は、はぁ…」


では、この黒髪も変えた方が良いな、黒髪だとなんか日本人ってバレそう…藍色で良いかな、あんまり色変わるとアレだし…と


「うおーーーッ!!!風呂だぁ!!」


…成る程、日本人かと、一瞬で理解、其処からの行動は速かった、一瞬で3人に触れ女湯に送り込む、遠くで静かな水の音と少し煩い騒ぎ声が聞こえた


「世界中の男の内、ルミナの裸を見て良いのは俺だけだ…その事実は未来永劫変わらない…」


…と、こちらを観察する視線を感じた、だが残念だったな、俺は男だ


「なぁ、そこの人、名前なんて言うんだ?」


よく見ると奴の後ろで着替える女性の群れが見えた…まぁよくも懲りずに巨乳ばかり集めたものだ、ちっぱいの良さが分からないなんて損だな


「おい!名前はー!」


なんだこいつ…頭沸騰してんじゃねぇのか?風呂に浸かって無いのにもう逆上せたのか!?…いや、面倒くさいから名前をしっかりと答えておこう、今は…女だったな


「アビスです」


そう言うと満足そうに満面の笑みを浮かべた…ブン殴りたい、今はアビスだし良いかな?


「アビスか、じゃあ俺は、ユウタだ、宜しくな!」


そう言って手を差し出して来た、宜しくする気はこれっぽっちも無いが一応手位は握っておいてやろう、ここは風呂場だ、出る時に洗面所位はあるだろう


「隣、良いか?」


良くねぇ、というかこいつ風呂のマナー知ってんのか?ちゃんと身体流せよ…うわ…あ〜あ、しかもそのままこっちに近付いて来た、やめろ!折角洗ったのに!


「『移動』(小声)」


ここは円状になっている風呂なので奴の反対側に逃げた、すると奴は笑顔のままこっちに近付いて来た、恐らく奴は俺を押せばデレるチョロインかなんかと勘違いしているのだろう、残念ながら俺は男だ


「なぁ、今度一緒にクエスト受けないか?」


なんだ?こいつ…まさかデートに誘ってやがるのか?気持ちが悪い…そこで俺は考えたここで男になるとどうなるのだろうか?


「良いよ」


俺は奴の汚いしたり顔を見落とさなかった、そして


「じゃあ私の真の姿を見せてあげないとね『変身』」


恐らく俺も同じ様にこいつと同じ顔をしているのだろう、俺の変身のチョイスはあのクソ王だ、ここで株を下げて良いのはアイツしか居ない


「うわァァァァァッ!うわァァァァァッ!うわァァァァァァァァァァッ!!!!」


「『じゃあの』……ふっ…はは…ははは…ぁはははははははは!!!!」


俺はタマモの部屋に戻って大声で笑った


「良い湯だったのじゃぁ…うわーッ!!!うわーッ!!!!うわーッ!!!!!!!」


その後ちゃんと変身を解いて謝った

いつも…見て…くれて…ありがとう……


現実にハーレム主人公が居る恐ろしさよ…



…今気付いたけど練、服着てないよね



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