やっぱ量より質
100話目…です、早いものですね…(しみじみ)
「『捕縛』ッ!」
錬金術によってまるで生き物のように流動する地面が闇を中に封じ込める
「ヌオオオォォォォォッ!!!」
「よしっ今だッ!!!」
「最後の1匹ぃ!!デリート!!!」
「ふぅ、助かった…ゆーな君ないす」
「君って…まぁ、褒め言葉として受け取っておくわ」
「いや、これは本心からの褒め言葉だ、君が来てくれなければ死んで…いや瀕死、いや楽勝だな!…ちょっと盛ったわ」
「ちょっとじゃ無いでしょ…」
こんな話をしている中で彼女は友達と話しているかのような錯覚に陥った、彼は錬金術師でなければ、戦っていなければ…周りに幼女がいなければ普通の男子なんだ、という事を思い知らされた
(でも私の友達にはロリコンなんて居ない、ロリコンなんて居ない!!!大切だから二回言った!)
(そうだな、ゆうなれば戦友)
「居ないのっ!!」
「まぁ、そんな事より」
「そんな事より!?」
「ルミナの所に戻らないと…」
そう、奴等がルミナを狙わないわけがないのだ
「…ルミナーー
ーーールミナ分が足りない!ルミナァァァァァ!!!!!!」
そう、奴にまともな理由を求めても無駄なのだ
「…私帰るね?」
「ルミナァァァァァ!!!『移動!』」
ーーーその頃ーーー
ーーーよりかなり前ーーー
「…な、何!?」
その形状はまるで…
「てんしさん…なの?」
ただし、翼は黒い闇に包まれていてその目は吸い込まれそうな程黒かった
「私は、アビスドール-エンジェル、アビス様の命令により、貴方達を捕縛、又は殺害します」
上から無機質な声が告げると共に右手に剣が出現する
「殺害…だと!?」
騒めきが起きる前に黒翼が突撃
「有言執行!」
そしてその攻撃を神が受け止める
「一体なんのつもりか分からないけれど…ルミナちゃんには指一本触れさせない!!ハァッ!」
そしてそのまま弾かれた天使は地へと落ちる
「…」
「一体何なの…こいつ…!」
手がまだビリビリしてる…何て攻撃力…!!
「何の騒ぎですかーーー………わーお…なんかすごいのが来たね…」
そこには全く賢人ではない賢者が
「師匠!魔導記憶-かくかくしかじか-!!」
えぇ!?かくかくしかじかって!そんな魔法名あってたまるかーー!!
「よし、魔導記憶-なるほどわかった-!…了解だ、一気に決めるぞ!」
なるほどわかったって…それ魔法名!?適当過ぎでしょう?わかりやすいけど!!
「はい!変身ッ!」
「シルフィア!お前の魔法に俺が合わせる!いいな!」
「はい!」
それからは2人の魔力が全く尽きる事が無さそうだったので、およそ30分に至るまでずっとリンチを受けていました
「なんなの奴等…予想外ッ…!」
いつも見てくれてありがとうございます…!
てんしさんかわいそう




