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なる人、ならない人

ここは、とある研究所。

休憩中、今日も今日とて、博士さんと助手君の無駄話が始まるのです。



「重い人って大変よね」

「いきなり、答えづらい話振ってきますね」

「助手君、今、何を想像したの?」

「一番被害が少なくなる答え方をすると、体重の話ですかね」

「それは私の胸が平たい顔族過ぎて両側からエイリアンのように抱えられてしまうほど軽いということかしら?」

「一体いつのネタですか!? っていうか自虐的過ぎる!? そしてやつあたりに僕の携帯に『氏ね』とだけ書いたメール連打するのは止めてッ!?」

「パッケホーダイッ!!」

「止めて、受信ボックスもう溢れちゃいます! 溢れちゃってますから!?」

「ほらほら、ここがええのんやろぉ~?」

「ああ、僕の受信ボックスが汚された……」

「汚されるくらい友達いたっけ?」

「急に冷静にならないで下さい、涙しか出て来ないじゃないですか。それで、何が重いんです?」

「血が出るモノよ」

「あっ…」

「何か察しているようだけれど、私が言ってるのは生理の話じゃあないから」

「え? でも血が出るんですよね?」

「やりすぎるとね」

「なるほど、自家発電の話ですね。僕は節度と自制をしているので、そんな経験はまだありませんけど」

「助手君のイエローチンパランスに、弱点は四つッ!」

「節度と自制という言葉に反応しやがったッ!? そして弱点多ッ!?」

「あれ黄色よね。あとなんかドロドロしてるし。助手君、実は一緒に出しちゃうタイプ? 一緒に一度に出すとか、実は結構難しいって聞いたのだけど」

「何の話ですか!? でも、それでいくと、僕はハンサムということに…」

「いやそれはない」

「そう言うと思ってたッ!」

「それより、やっぱり最高は27回なの?」

「その数字気に入り過ぎでしょ!? ちなみに男性部門はMichael Haripremという人で最高回数は31回みたいですね」

「助手君、27回なんて恥ずかしくないの? あと4回、こすりにして12こすりじゃない」

「早漏という風評被害は止めてッ!? 手で頑張って空気詰めて飛ばす水鉄砲じゃあないんですから、そんなに連射できるわけないじゃないですか!」

「そう? 消火器型の水鉄砲もあるっていうのに」

「あの勢いと持続時間とかもはや人間じゃないですから」

「無理なの?」

「無理です」

「…じー」

「あの、そんなとある熱いテニスプレイヤーのような眼光で見つめられても出来ないものは出来ないですから」

「エアーJでいきましょう」

「そっちの人でしたか。てっきりお米の販促する人の方だと思ってました。Jの意味は?」

「助手君でも自慰でも女子園児でもいいわよ」

「ちょっと待て。何か最後、聞いちゃいけない言葉が聞こえたんですが」

「園児でも駄目なの? 乳児とか、さすがの私でもどん引きなんだけど」

「いえ、どちらかというと逆の方が」

「小学生は最高だぜッ!!」

「止めて、僕になりすましてツイッタ―でその台詞呟くのは止めてッ!! 死ぬ、死んじゃう、僕の社会的ライフゼロになりますから!!」

「そう、間違っていたのは助手君じゃない、社会の方だ」

「それ仮面被ってギアス使いそうなゼロの台詞じゃないですか!?」

「ところで、オ●ニーで血は出るのはかなり危険な状態だけど、私が言いたいのは鼻血の方よ」

「鼻血で重いというと、ひょっとして花粉症の話ですか?」

「ふふふ、ようやく辿り着いたようね、世界の真実にッ!」

「無い胸反らして中ニポーズ取らないで下さ……、ああっ、無い胸は余計でしたッ! 謝りますッ、謝りますからッ、すねの肉を思いきり摘むのはヤメてッ、地味に痛いッ!?」

「すねに矢を受けてしまってな!!」

「それはすねじゃないッ! そして今思いっきり指でダイレクトアタックしてますからッ!」

「なにわけのわからないこと言っている、まだ私のターンは終わってないぜ!」

「ひょ?」

「速攻魔法発動、バーサーカーティンポッ!!」

「伏せてッ!? というか、やっぱりそんな流れかッ!?」

「助手君のティンポはいつもバーサーカーティンポよね」

「暴れませんし、えっちな画像でまた再攻撃とかしませんからッ!?」

「でも速攻なんでしょ?」

「ええ三掻きで、って、違う違うッ!」

「暴れない坊将軍で早漏、一回でダウンとか、生きてて恥ずかしくないの? カメムシに謝って」

「すっげえひでぇ言われようッ!! 確かにカメムシ、交尾時間すっごい長いですけどッ!」

「ドロー、ピ●クローターッ!!」

「まだ続いてたッ!? そんでどっからドローしてきたッ!? そして当然のようにすねに当てるのは止めてッ!?」

「ドロー、電………マッ!!」

「語呂悪ッ!? そして手から蜘蛛の糸出しそうなアメコミヒーローの決めポーズを電マ持ちながら忠実に再現するのは止めてッ!?」

「『男の愛に飢えた少女』ッ!! 電………マッ!!」

「止めてッ!? 泣きそうな顔で平然とさっきと同じすねの部分を攻撃してくるのは止めてッ!?」

「だがゆるせるッ!」

「ゆるせないッ! って、何なんですか少女って!」

「援交の少女カ●ジ?」

「いや何なんですかそのどこかの山脈にいるような少女は。それにその名前だと、思いっきり少女というか青年ですから。なんか大自然バックにギャンブルで身体賭けてそうで恐いんですが」

「指とかね」

「ああ、そういえば賭けてましたね」

「ああッ、胸にかけてッ、胸にッ!」

「何をかけるんですかねぇ。屋上で日焼けした後、窓をふと見てみたら発狂するような生物にかけるんですかね。あれ、胸とかあるのかなあ」

「一晩で、一億ッ!」

「いや、賭けてましたけど。それだと別の意味に聞こえるんですが。いや、ある意味合ってるのか」

「援交交遊禄ハ●ジ!」

「良かった良かった戻ったって、戻ってないッ!? 余計ややこしくなっちゃってるッ!?」

「乳●が、乳●が立ったッ!」

「ク●ラでしょ!? もうそれ全っ然感動しませんからッ!」

「ク●ラの乳●が立ったッ!」

「混ぜやがったッ!?」

「圧倒的ッ……、圧倒的貧乳ッ……!!」

「わさ……わさ……」

「はいタイーホ」

「初犯、初犯ですから!」

「確実に黒じゃないの。はいはい落ち着いて。花粉症の話するわよ」

「花粉症の起きるメカニズムですが、眼や鼻に入ってきた花粉を、身体が害とみなしてIgE抗体というものを作ります。そして再び花粉が身体に入ってきたときに、この抗体がついた肥満細胞が入ってきた花粉に反応してヒスタミンなどの化学物質を放出します。この化学物質によってかゆみが出たり鼻水やくしゃみが起こるみたいですね」

「治療法も色々あるのよね。基本的な予防はマスクをして花粉を入らないようにしたりすることね。ひどくなったら錠剤を飲んで症状を軽くしたりとかかしら」

「他にも、アレルギー物質を注射したり口から入れることで、アレルギー物質に身体を慣れさせて過剰な反応をゆるやかなものにするというものもありますね。あとはレーザー治療などもあります」

「助手君は花粉症?」

「そうですけど、どちらかと言えば軽い方ですかね」

「私は重い方ね。山を見ると無性にライター使いたくなるくらい」

「放火はダメですからね」

「なら重いと聞いた時、地味に反応した助手君の針葉樹林地帯に火をつけるのは合法かな?」

「そこ燃やすと水で戻したわかめみたいになるんで自重して下さい、お願いします!」

「ん? 今何でもするって?」

「これもうわけわかんねぇな」

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