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タワーの中

塔の中は意外と明るく、周りの壁には太陽と、、、多くの人々が刻まれていた。ある人々は互いに向かい合って見つめ合っていた。また、ある人々は地面をじっと見つめていた――。


これは一体なんなのだろう。



私はしばらくの間、その刻まれた絵に見入っていた。そして、上の者を呼んできますと行ってしまった知佳が男の人を連れて戻ってきた。


「あっ!!」


さっき私の家に不法侵入したおじさんだ。というより私の学校の教師の酒井先生だ。どうしてさっき思い出さなかったんだろう。


「酒井先生!!どうしてここに!?」


「千尋さま。今ご説明いたしますのでこちらの部屋にどうぞ。」


先生まで“千尋さま”って、、、なんなの、ほんと。


私は言われるまま部屋に入っていった。

そこは小さな部屋で、私たち3人ともう1人入ったら定員オーバーなくらいだった。


「もう少し広い部屋はなかったの?」


「申し訳ありません。この塔内はこのサイズのお部屋があるだけなのです。」


「あ、そうなの。」


まったく。知佳と話してるのに変な感じだ。


「私は酒井と申します。このコインタワーはこの世界を中枢で維持する役目をしていて、私はここの番人をしています。」


「はあ、、、。」


「千尋さま。私は先ほども申しあげましたが、知佳でございます。ここで酒井さんの補佐役を任されています。」


「へえ、、、。」


「ちなみに私はもうお気づきのようですが、千尋さまの世界では高校の教師をしています。」


「えっ!?私の世界を知ってるの?ってか本人っていう可能性も期待してたんだけど。」


「私は、いや、私たちは千尋さまがいう本人でもあり、まったく違うとも言えるのです。」


「どうゆうこと?」


酒井さんはこの世界のことを説明し始めた。


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