目覚めた後の異変
地の文と主人公が考えていることの文を行の間隔で分けてみました。どうですかね?アドバイス貰えると嬉しいです。
次に目を覚ましたのは私の家によく似た場所だった。
いや、私の家?このぐちゃぐちゃに洋服や教科書が散らばっている部屋は確かに私の部屋で今朝、出た時のままだ。
どうして?私はいつものように学校に行って普通に授業を受けてて――そうだ。黒い影が教室に入ってきて、、、みんなが私の話を無視したんだ!!全く知佳め!!あとで何かおごらせなくちゃ。
――じゃなくて、黒い影にさらわれて私が廊下に出たらなぜか辺りが霧がかかったような景色になっていたんだ。それからわたしは意識を失った。
夢?そうか、夢か。そう言えば朝から気分が悪かったような気がする(実際は今日はイケると思っていたんだったけど)。
そして早退して誰かが送ってくれたと。なるほど、そういうことか。
カバンからお茶を取り出して一息。
ん?待てよ?この霧はなんだ?家の中なのに。
私は部屋を出てみた。そして階段を降りていてふと思った。
あ、上がってる?!
降りているつもりがなぜか上っていた。
私の部屋は2階なのに。そんなめちゃくちゃなことって有り?夢なら有りなのか?私、まだ夢を見ているのかも。
とりあえずと思い、階段を上りきってみた。
やはり私の家の1階に間違いない。間取りが同じだし。
ドアを開けてリビングに出て、周りを見渡してみた。するとすぐに時計と本が目についた。
何か不自然だ。、、、逆?
そうか、時計の秒針は左回りだし、この本、確か題名は『黒城』のはずなのに『白城』ってなっている。って、どうでもいいことなんだけど。
どういうこと?意味が逆さまじゃない。
それに窓から見えるのは確かに庭だからここは1階だ。ということはさっきまで居た部屋は地下ってこと?
このめちゃくちゃな状況に、私は頭を抱えて床にしゃがみこんだ。