些細な事も人の悲しみも
この物語を読むに時に読者の皆様に気をつけて頂きたい、事柄がある。この物語はアブストラクト、つまり抽象的な日常を描いた物語。いまある常識を全て捨て去り読むことを、強く推薦する。また残酷極まりない行動をとる主人公たちが許せない方々は読むことをオススメできない。
この物語に出てくる人物たちは少なからず精神的におかしく、読者の皆様に悪影響を及ぼす可能性もある、それでも「大丈夫だ、問題ない」という方はアブストラクトデイズをお楽しみ頂ければ幸いである。
※横にして読んで下さい!
私は何を思い出しているのだろう、小さな頃の記憶だ、私がまだ五歳の時の記憶。隣には小さな男の子がいて私のことを呼んでいる。歳は一つしか違わないけど、とっても小さくて可愛らしい。
「かなねぇちゃん!かなねぇちゃん!」
「なぁに?アズ?」
「ギルティエアやろうよ!」
「うん、いいよ」
小さい頃、私とアズはよく遊んだ。彼はその頃からゲームが大好きで私がいつも相手になって遊んだあげた。
そして、その時から約十年が立ち、彼の両親が他界し家に引き取られ久方ぶりに再会した時、アズは私の事を余り覚えてはいなかった。遊んだ記憶はもはや、彼にとっては、おぼろげで何故か私は悲しい気持ちに、包まれていた。
ねぇアズ、お姉ちゃんは心配だよ、アズのお父さんお母さん死んじゃって、家に引き取られて約二年で家を飛び出して、今どうしてるの?
「加奈子、ボール片付けて」
「あ、うん」
「さっき何か考え事してたの?」
「いやちょっとボーッとしてただけ。」
ソフトボール部の活動が終わって、日が沈みかける空、私はグラウンドの片隅で、ボールの片付けを始める、空はすでに紫色だ。
ボールを専用のカゴに全て戻し、倉庫へ戻した所で、集合の合図が聞こえる。みんな一つの場所に集まり、顧問の先生の話しをしっかり聞く。
「大会近いから、お前ら気合い入れろよ!」
「はい!」
全員が揃った返事をしたところで、今日は解散、私はユニフォームをスクールバックきちんと畳んでしまい、校門を出た。出てすぐ右に曲がると、バス停に着く、バス停からバスに乗ると、家へはすぐに到着する。何人か同じルートだ、その何人かが話しをし始める。
「ねぇ、聞いた? 最近の通り魔の話し」
「ああ、ニュースでやってたもう十件目でしょう、怖いよね」
「殺された人、皆喉を切られてるんだよね。最近じゃジャックザリッパーって言われてるらしいよ」
物騒な話しだ、毎晩毎晩夜中に必ずと言っていい程、通り魔が現れて人を一瞬で殺す、最近は良くない噂や事件が多い気がする。
「でさ、その通り魔なんと目撃者がついに出たんだよ!」
「マジィ? どんな奴な訳、犯人?」
「ああ、確か赤毛で身長は中学生っぽいって話しだよ」
身長が中学生みたいで、赤毛、私はまさかと思う、けど私は彼がそんな人間じゃないのを誰よりも知ってる、そうアズはそんな人間じゃない。辛い出来事を乗り越え今必死に生きてる、正しい人間だ。アズ、本当にお姉ちゃんは心配だよ。
うるさい目覚まし時計が、轟音をたてる、こんな目覚まし買うんじゃなかった。今更後悔しても遅いと思いながら、目覚まし時計を止める為、布団から、だるい体を起こして床に置いた目覚まし時計を蹴る。ガラスが割れる用な音をたてて、目覚まし時計は止まった。
「るっせぇーよ、この糞目覚ましが」
うるさいのは嫌いだ、大嫌いだ、何故僕がうるさいのが嫌いかと言うと、それは夏休みに入るちょっと前の日の事、期末テストが帰って来た時の事だった。
クラスの連中が授業中にも関わらず、うるさく喋り出すから、授業の内容が全然頭に入らなかったのだ、無論騒がしい奴は赤点だった。僕は赤点こそ逃れられたが、成績はかなり下がっしまった。ヤレヤレまったく困ったものだ。
僕は、朝食を済ませいつも通り私服に着替えた。そして昨日の出来事を思い出す、クエスと言う可愛いらしくも厨二病真っ盛りの少女に出会った事。思い出すと頭が痛い、今日も彼女に会わなければならない、昨日自分はどうして、面倒くさいとわかりながら、「じゃまた明日」なんて言葉を軽く吐いたのか。今になってまた後悔し出す自分が情けない。
僕は落胆した気分から、しばらく経ってノートパソコンを起動した。
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正和「ういーす」
ペルシャン「こんにちは、正和さん」
正和「あれ、今日は奈落さんいない?」
ペルシャン「来てないみたいですね」
正和「まさかジャックザリッパーに…」
ペルシャン「まさか、縁起でもないw」
正和「ですよねー」
ペルシャン「でもジャックザリッパー事件、十一人目の被害者が出たみたいですね」
正和「それは初耳! でも正直ジザリには飽きました。」
ペルシャン「ジザリ?ああ、略称ですね?」
正和「はい、他にもっと物騒な事件はないんでしょうか?」
ペルシャン「物騒な事件を願うな! まぁ、事件て程じゃありませんが、面白い噂があります。」
正和「是非聞きたいでござる!」
ペルシャン「美少女のオタク狩りがいるらしいです。証言によると対象を見つけると、人気のない所に連れ込み」
正和「人気のない…ごくり、俺のマグナムがビンビンだぜ!」
ペルシャン「対象を半殺しにして、金品を強奪するそうです。犯人像は眼帯をしていて、熱の吸収がされやすい黒の長袖長ズボンだそうです。」
正和「…へぇ怖いですね~、俺のマグナムが萎えてしまった」
ペルシャン「再勃♂不能の呪文C.C」
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チャットの画面を閉じる、時刻は午前十一時を指していた、いまから家を出れば丁度いい時刻に目的地に着くだろう。昨日クエスに渡された、地図を片手に家を出る、エレベーターで下に降りてエントランスを通り過ぎるとまた、暑い日差しに体が焼かれる、今日の気温は昨日よりも高い。
気温の高さで思い出した、昨日のクエスとの出来事、最初あった時クエスはこの暑さでぶっ倒れていた。今度はちゃんと倒れずにいられるだろうか、まぁ心配しても今クエスはいない早く目的地へ行こう。目的地は若林公園を通り過ぎて、更に数メートル進んだ先にある。
昨日秋葉原にたどり着いたかすかな記憶を頼りに道を進む、数十分後、昨日みた、秋葉原の駅の標識があった。
僕は時刻を確認する、まだ時間は余っていた、せっかくなので、そこら辺りを散策することした、お決まりの痛い広告や看板、等身大フィギュア、少しの散策で色々な物が見れた。やはりこの街はいい、未来に生きている活気を感じることができる。最後にせっかくだからゲームセンターに行った。
「お、やってるやってる」
昨日の面子と変わらない、ここまさかこのオタク達に独占されてないか?まぁどうでもいい事だ。
「あ、レジェンドを倒した少年!」
オタクの一人が僕に気がつく、それに続くように周りのオタク達も僕に気づいた、皆僕を見てる、目つきが怖い。
「あのーもしかして僕、邪魔者?」
「当たり前だ!」
オタク達が揃って返事をした、どうやらクエスを打ち負かした、僕は嫌われ者のようだ。だがある事を思い出す、掟だ。ここには恐ろしい掟がある、強者は絶対(ゲーム内で)ならばやることは一つだ。
「こいよ、キモオタども相手してやるよ!」
「上等だ! 全員戦闘体制! 並べ!」
この息がピッタリなオタク達、本当に見ててシュールだ。さて使うキャラクターは今日はA-11を使おう。
ここでキャラクターの特性について少しだけ解説しよう、昨日使用した「カズマ」はカウンターを取る事によってからの、コンボを得意とする人向けのキャラクターだ、だが今日使うA-11というキャラクターは遠距離を得意とする上に、自分から攻めて行く事を好む人向けのキャラクターだ。
昨日の戦闘をみていたオタク達は僕の未知数の攻撃、コンボの多さによって完全に翻弄されるだろう。さぁはじめよう。
数十分後、全員に僕のストレート勝ちを叩きつけてやった、それもアブストラクトフィニッシュで。
「ひでぶー!」
「たわば!」
「ぐえへあ!」
撃破されるたびに、オタク達は台から吹っ飛ぶ。こいつら頭大丈夫か?
「さぁ僕の勝ちだよ、みんな文句はないよね。」
オタク達は無言のまま渋々頷いた、その後満足した僕は、ゲームセンターの外へ出て、路上裏へ向かった。
人気の少ない路上裏だ、若干汚くて正直臭くもあった、アンモニア臭がすごい。
「嫌!止めてぇぇ!」
聞き覚えのある声色、だがその声は悲鳴だ。紛れもなく、危険に晒されて出る女性の悲鳴、僕はすぐに悲鳴の聞こえた場所へ向かった。複雑に入り組んだ路上裏の先にクエスが三人の男に囲まれていた。その三人は、オタクだった。間違いなく、ものすごく気持ち悪い不潔なオタクだった。
「オタクにも色々いるけどよ、君達みたいなのは最低の部類に入るよ、三人で女の子襲って楽しい?」
「う、うるさい」
「そ、そうだ」
「こ、この子が悪いんだ」
挙動不審な仕草と声で答えるキモオタ三人、キモオタ三人衆と名付けよう。まぁ一応殴り合う前に事情を聞いておこう。
「その子がなにした? お前らに?」
「こ、この子は我々に以前」
「お、オタク狩りと呼ばれる」
「こ、行為をしたのである」
また挙動不審な仕草と声でキモオタ三人衆は答えた、そう言えば今朝チャットで「美少女によるオタク狩り」と言う話しを聞いたが、まさか…クエス?見た目、容姿は証言と一致。嘘だろ、ヤレヤレだが仕返しで襲うこいつらもどうかと思う。
「キモオタ三人衆、こいよ僕が相手してやるよ。」
「き、貴様1人でなにが…」
「で、できるんだ…」
キモオタ三人衆はカバンに刺さっていた、固く丸められたポスターを構える、やる気満々だな。
自分のポケットに何か固い物が入ってる。
数秒後、キモオタ三人衆が持っていたポスターがバラバラになる、自分が何をしたか僕は理解できなかった。なぜ右手にナイフなんて持っているのだろう。
「ひ、ひぃ!」
「あ、うう!」
「お、覚えていろ!」
キモオタ三人衆が捨て台詞を吐いて逃げて行く、何だろ夢で見たあの感覚に似てる、クエスが立ち上がってこちらに来る。
「貴様に助けられるのは二回目だな、また…その…礼をしなくては」
聞いて呆れる台詞だ、僕はクエスの肩を強く掴み彼女の目をしっかり見る。
「何で、こんなことをしたんだ!」
「貴様には関係ない」
クエスは震えた声でと素っ気ない態度で、答えた。何か深い事情があるようだが、それ以上詮索はできなかった、クエスが潤んだ瞳を見たら何も聞けなかった。本当はもっと言ってやりたい事が山ほどあったが、言う気にはならなかった、なぜそんな辛そうな顔をするんだろう。
「礼、するから着いて来い」
「礼なんていらない」
昨日と同じような会話、僕が礼なんていらないと言った瞬間、空腹を知らせる腹から聞こえる独特の音が鳴った。
「我の好意を黙って受け取れ、昼飯奢るから」
「じゃあ、ワックがいい、ちなみにメガワックセットで」
「いきなり遠慮なくなったな」
ワックとはちょっと変わったマスコットキャラクターが有名な、ファーストフード店である。ネットなどではよくコマーシャルをいじったMADなる物がよく作られてる、別名マスコットキャラクターの総称は教祖。
路上裏を抜けて、駅前広場まで行くそこにワックがある数分後、僕とクエスはワックに到着、僕は席取り、クエスは、メニューを頼みに言った。
クエスがトレイを運び机の上に乗せる、その時一瞬目を疑う光景がトレイに広がっていた。
「僕、メガワックセットっていったよね! 何でハッピーセットなんだよ!」
「…その…つい癖で」
どんな癖だよ、よく見るとクエスもハッピーセットだった、ハッピーセットの玩具でも集めているのだろうか。その歳にもなってハッピーセットは正直おかしいと思う。
「アズ今日は、我がサークルに来る予定か?」
「まぁ、暇だったから行こうかと思ってここまで来た。」
ポテトとチキンナゲットをほおばりながら、会話。周りから見たら汚い限りだろう。クエスの頬にナゲット用のバーベキューソースがべっとりついている、気づいてくれ。
僕はポテトとチキンナゲットを食べ終わり、玩具の袋を開けようとした時だった。
「待て」
クエスが僕の手を抑え、玩具の袋を開けようとするのを阻止した。
「なんだよ」
「玩具はくれ」
この瞬間とことんお子様なのが分かった、クエス、君はとことんお子様な上、厨二病なんだね。そういえば歳はいくつなんだろう。
「まぁいいけど、クエス歳は?」
「十六歳だ」
なる程、と言う事は高校生か。
「ちなみに高校は行ってないぞ」
嘘ぉ!中卒かよ!まじすか、そんな人間初めて見た、しかも東京都で、めったにいないんじゃないだろか。
「なんで行かないんだ?」
「馬鹿共と馴れ合いを楽しむ余裕など我にはない、我は孤独を好む。」
また辛そうな顔をする、目が潤んでいる、さっきと同じだ、だが何か引っかかる…そうだ僕はその辛そうな顔がいったいどういう時にするか知ってるぞ、知ってる。
僕はその辛そうな顔を以前していたのだから。これは確認しなくてはならない、放って置いてはいけない。
「本当はそんな理由じゃないだろ?」
「…」
「何かあるんじゃないか、普通ならそんな辛そうな顔はしない」
「…」
クエスは無言でうつむいて、答えない。仕方ないか、仕方ないことだ。
「言いたくなったら言えばいい」
「…え?」
「クエスが言いたくなったら言えばいいんだよ、言うのも辛い事なんじゃないか?それって」
クエスは黙ったまま泣き出したそして、しばらくしてから頷いた。それはまるで初めて心の痛い所をつかれて、泣き出す小さな子供のようだった。僕の腹の中では彼女が本当は何に辛くて泣いてしまっているかなんて、分からない。だけどその辛くて悲しそうな顔は僕が、両親を失った時とまったく同じような表情だ。彼女もきっと似たような体験をしたに違いない。
昼飯タイムが終了、僕はまだ泣いているクエスを慰めながら、ワックを後にした。早く泣き止んでくれ、これじゃ周りから見たら僕が彼女を泣かしたように見えてしまう。
「そうだ、案内してくれよクエスお前のサークルが活動してる場所に」
「うぐ…ひっく…分かった」
しゃっくり混じりの鳴き声で返事をしたクエス、良かったまだ元気そうで。
「あと、ほっぺにソースついてるよ」
「あ、うん」
クエスはポケットからティッシュを取り出して、自分の頬のソースを拭き取った。
しばらくクエスが道を案内してくれて、秋葉原の電気街の離れの方へ出る、相変わらずの交通量で大通り沿いの信号待ちの人混みはすごい人数だった。人混みに慣れていない僕は道行く人にのまれないよう、ぶつからないようにするのが、精一杯だった。
クエスが大きなビルを指差す、そのビルは周りの建物と大きさと比にならないくらい高かった。クエスはそのビルの中に入って行く、僕は少し遅れてからクエスに続いた。
クエスはエレベーターに乗る、そして最上階のボタンを押す、僕はエレベーターの中の端の方から、ガラス窓の向こう側を眺めていた、ものすごい速さでエレベーターは上昇していく、周りの風景が一望出来る高さまで来る。
真下に見える人々は米粒よりも小さく見える、そんな高さまで来てようやく最上階だ、エレベーターをでると玄関のようなドアが現れた。
クエスはそのドアを鍵を使って開ける、そして僕が暮らしている狭いワンルームとは比べ物にならないくらい広い部屋があった。
「すごいな、靴を脱いでっと」
「今日は誰も来てないか、ほら貴様にもくれてやるよ」
そう言ってクエスは、鍵を僕に投げ渡した。
「これって合い鍵?」
「そうだ、仲間は全員持ってる本来貴様の様な奴にはやらないが、特別だからな」
特別か、仲間にされたって事でいいのかな?クエスは仲間がいるのか、クエスの仲間ってどんな人かな。
「我々の目的は昔からある東京都の怪奇、怪事件について調査し解決することだ。」
「昨日聞いたよ、それ」
クエスはつまらなそうな、膨れた顔をする、しかしまだ説明は続く。
「最近起きてる事件としてまず、注目してもらいたいのが、吸血鬼事件だ」
「聞いた事ないです!」
クエスはそれもその筈、というと嘘とは到底思えない、事件に関係する説明を行った、吸血鬼事件は警察署が極秘に調査を行っている事件でマスコミや一般のメディアなどには一切情報が漏れないようにしてるとか。
「まてよ、なんで極秘なのにクエスが知ってる?」
「サークル内に、ハッカーがいるから」
分かりやすくて、ものすごく助かる説明だ。正直もう帰りたい。
「アズ、この街ら好きか?」
「まぁ多少は」
クエスはニヤリと笑い眼帯を外し青い瞳で僕を見た、この行動がなにを意味するかは分からない。クエスは部屋の窓辺に立って、溜め息を一つ。
「我はこの街をもっと住みやすくしたい、皆が安心して誰も犠牲の出ない街にしたいんだ」
「へぇ、でも暇人の集まりで何かできるの?」
単純な疑問をクエスに投げかける、やろうとすることは素晴らしいけど、今まで何が出来たか聞いておきたい。
「確かに暇人の集まりだ、だが只の暇人ではない皆、秀でた能力がある、明日全員に集合をかける、正午にはまた来い」
「活動内容は大体分かった、吸血鬼事件ね、その話しが本当なら怖いしな」
「ああ、帰りは気をつけろよ、最近はジャックザリッパーが出るらしいから。」
僕は今の所、彼女の話しは半信半疑と言ったところだ、半分疑いの部分はもちろん話し自体聞いたことがないからだ、半分信じている部分はとても作り話しとは思えない事件の説明、それとこの部屋だ、並大抵の人間が使えるような部屋じゃない、資産家や大富豪が手を伸ばしてようやく手に入れられる程の部屋、これを使っていると言う事。
僕は玄関で靴を履く、そして立ち上がろとした時、柔らかくて暖かい物が背中に当たった、クエスが僕の背中に抱きついてきのだ。
「ありがとう」
小さな声だった、それだけ言うとクエスは恥ずかしそうにして、部屋の奥へ行ってしまった。
初めて彼女の素直な気持ちを感じた気がした、瞬間だった。
二話目です、話しの構図を練るのって疲れますね、だけど完成させた時の達成感は病みつきになります、そんなデッド星奈でした。