プロとアマチュアとを分ける「一万時間の壁」の話。
どの分野においても、一定の計画性を持ち、努力を重ねれば、だいたい一万時間ほどでプロの領域に足を踏み入れる。
―― これが「一万時間の法則」であるが、一万という時間は、なかなかにハードルが高い。1日3時間のトレーニングを十年近く続けなければ、突破しえない壁である。
さて、執筆活動における一万時間は、いったいどう計算すべきか。
プロット作りやリサーチ、推敲・校正などの時間も、出来れば、これに含めたい。でなければ、要す時間は倍となり、現実的な目標とはなりえない。さらにいえば、インプット=読書の時間も含めたい。これらすべてを含めてよいのであれば、一万時間も「現実的な数字」へと変わる。
とはいえ、やはり執筆だ。
ただ何となく惰性で書くのではなく、ちゃんと計画性を持っての執筆。
これが存外むずかしい。
特に、歳を取れば取るほど、「これって本当に面白いのか?」と中途で投げ出したくもなる。これは年齢からくる「無意味なプライド」に原因があるわけだが、匿名の投稿サイトで恰好をつけるのも、また無意味である。
これからは面白さの前提がなくとも、書いて投稿するを「習慣化」させるべきだろう。面白くない設定を面白いものとして描けるようになれば、それこそ「プロの領域」とも呼べるのだから。
他者の目に晒されない修練は、緩慢なものにしかならない。
読者の目があってこそ、修練の深さも変わり、さらなる時間の短縮にも繋がるはずだ。
けっきょくのところ、こんな文章を書きながらも、一万時間を半分くらいに短縮してくれる、付け焼刃メソッドを今日も筆者は探し続けている。
これからは、どんどん面白くない作品を発表していくぞい!(マテ




