EX.友達との挨拶。
熊本へ出立直前のお話。
◯補足ストーリー◯
熊本へ帰る直前、文乃は荷物としては乗り切れないバイクを、近所の友達の元へと預けに行くようにしていた。
文乃「寿喜、ちょっと私の車で着いてきてくれない?」
寿喜「?どこいくの?」
文乃「友達にバイク預かってもらうようにしてるんだ。帰りの足をお願い。」
寿喜「ほーん、なるほどね。バイクココに置いていくのかと思っとったわ。」
文乃「さすがに退去した家に置きっぱは出来ないからねー。ここからそんなに遠くないから、じゃ、着いてきて。」
....
文乃「政美〜、ごめんけどよろしくね。」
政美「おう、任せておくが良い♪」
寿喜「無理言ってすいません、よろしくお願いします。」
政美「大丈夫ですよ〜、ガレージ空いてるし、親友の頼みですもの♪」
文乃「ありがとう、とりあえずすぐ引き取りには来るんだけど、その後もまたいつか遊びに来るね、そんときは一緒に走ろうね。」
政美「うん、来る時は早ぅ言えよ〜、おもてなしの予定立てといちゃるけぇ♪」
文乃「うむ!そんなわけで...、元気でね、政美。」
政美「文乃も。あっちで落ち着いても、必ず遊びに来い!私も遊びに行くけぇの!」
文乃「おう♪でわでわ、少しの間うちの子、よろしくね。」
文乃は寿喜に乗せられ帰ってゆく。
政美は車が見えなくなるまで、手を振って見送ってくれていた。
いつの間にか自然に出来ていた仲の良い友達。
これが今生の別れではない。
むしろ離れるからこそ、これから長い時間をかけて、かけがえのない短いふれあいの時間を濃いものとして楽しんで行けるのだろう。




