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触って。

作者: 泉末広

懐かしさに負けたなら、明日に抱く期待は最高。

キラキラと輝く時代と道連れならば、日陰の記憶を忘れずに。

不釣り合いな笑顔なんて気にしない。

ふと見上げれば、そこには破顔の口が浮かぶ。

不手際の多い嘘に満たされて、悲しい今日はニ度目の別れ。

不意に振り向く後悔に、他人のふりして振り返れ。

潔さに感服するなら、呆気ない感動の先を行け。

キラキラと目映いエキストラ、脚光を司る主人公。

羨ましさに負けたなら、胸を焼く絶叫で知らしめて。

不確かな真顔なら気にしない。

ふと歩き出せば、そこには破顏の伸びた影。

不具合の多い嘘に流されて、空しい真実に最後の別れ。

ここで立ち止まって、触られて。

ここで立ち止まって、こころを触らして。

キラキラと零れるこころを触って触らして。

気にしない明日に抱く期待を見定めて。


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