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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

2022新年流星の灯#2_重複投稿

作者: ナメクジ

もっと多くの方々が近づきやすい『フラットフォーム』でも活動を並行していきたいと思い、無理を承知の上で小説家になろうとの並行を決めました。 約束は必ず守るので見守ってもらえると嬉しいです。

「恐れたことはなかった故に楽しめた。」

鐘が鳴った。きっとどこかで見たはずの

いやどこにも存在しない鐘の音が響いて

心ひびを埋め眠りから覚ませた。



生命の(デゥエリグノ)木から(ルヴィタエ)幻の(アズワリ)羽へ(チェアラーズ)途絶え(ディズコン)曲がり(フレックスシオン)

現世に至る門を繋げ・私が名は空想の女王(チタニア)

至れ(プリヴェン)至れ(プリヴェン)至れ(プリヴェン)至れ(プリヴェン)至れ(プリヴェン)

天王星がにを浴び・白の輪を紡ぐ時・

私が庭が広がりいかなる生命を抱く』



ゼフィールが塔の正門にでたころすでに悟たちは待っていた。

「大いなる魔術師が怪異になり果てる様とはな

皮肉なことじゃないかアンブリリエ・ゼピル、

いやこう呼ぶべきかな〔白の王〕のクラウン」



早瀬悟(はやせさとる)何を求めてここへ来た。」

ゼフィールは悟を警戒するように態勢を構えるふりをした。

「僕はお前なんかには用はないんだ何度も言ってるんだろ

そっちから絡まってるくせにそれにお前らには死ぬほど

会いたがっているやつが家にはいる。」



悟のサトルの言葉が終わるや否やアリアはゼフィールに飛びかかった

『第五聖物・倫観解除・魔力集束・神聖空間確立・

銀河顕現・この行き先は精錬の果てとなる苦痛である』

「質問に答えろあのバカ 兄(〔ハカセ〕)はどこにいるー時間切れだ。」



アリアが振るう第五聖物の斬撃はゼフィールを両断した。

「フフッ、確かにこれは素晴らしい一撃だ

もちろんおたった時の話だがな。」

ゼフィールは陽炎のように一人で消え去った。



「すでに実体はここにいなかったってことかぁ

うまいな。でそこの君が殺人鬼かね?」

ゼフィールの後ろに隠れていた鷹野は

一人取り残されていた。



「悟?あの魔法使いの?僕は何て運がついているんだ。

まさか一日中で太陽を二回も殺せられる

チャンスが訪れるなんてーふふん~。」

鷹野だった何者かは訳の分からないことを

言いながら建物の陰に身を隠し気配を消した。



「人間の有様じゃないなお前何者だ。」

「さあなー僕は誰でもないが誰でもなれるんだ。

少しヒントをくれてやる日がてっぺん上ると僕は縮むが消えはしない。

とても美しい光を放つ貴様らを見ていると、

魂の奥底から響く唸りでどうも止められないのだぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」



声だけが鳴り響いた後、悟の影から攻撃がかかってきたが

悟は知っていたようによけた。

「そんなことどうでも知らんし。僕を知っていりゃ

不意打ち何か聞かないって知っているのでは

それともただ頭が悪いのか?」



声だけが鳴り響いた後、悟の影から攻撃が

かかってきたが悟は知っていたようによけた。

「僕を知っていりゃ不意打ち何か聞かないって

知っているのではそれともただ頭が悪いのか?」



『広がれ・閉ざせ・水滴をもって天を開く・青い泉に沈め」

奇襲が失敗し、一瞬身をさらした殺人鬼は、

全身にひびが入ったようほんの一瞬だけ殺されたと

勘違いをするほど恐ろしいな感覚経験した。



振り向いたら【無援の海神(天野泊)】が広がれ

淝水が殺意(さつい)を載せた刃が鷹野に向けていた。

「素晴らしい殺気(さっき)だこんなにわくわくする感覚久しぶりだ。

君、本当にに人間?人なのがもったいないほど優れた才能じゃーないかー」



雨のごとく降りそそぐ淝水攻撃を殺人鬼は、

それに対して紙一重の違いで冗談半分に打ちのめしながらも

致命打を全部避けていた双璧をなす二人の接戦の末、

一歩リードしていた淝水に殺人鬼は両手を失った。



「そのままだともう誰も殺せないだろう。

さ、質問は三つだ答えてもらおう。一つあいつをどうした。

その次あいつは今どこにいる。最後に貴様らの目的はなんだ。」



「ああ。もう終わってしまったか――でもこれは新たな

進めの階段となるだろこれが最後の質問の答えだ。

それと六花(りっか)を探していたか?あの二人なら陛下の命令(めいれい)

殺してはいないが人間の身ではその内死ぬだろ。

ああーもったいないものだな、もっと踊りたかったのにー。」



草の咲く音が聞こえた遠ざかっていた意識が

急速列車に乗せられ、トンネルを通りすぎながら、

かすんで見える残像(ざんぞう)のように残留(ざんりゅう)していた。



頭に飢えている木の根をついて起きた景色は、

大きな木が根を下ろした幻想のような庭の景色だった。

木陰にはどこかで見たような気がするが、

はっきりと覚えていない秀麗(しゅうれい)妖精(ようせい) がいた。

どこかの背に残された傷が周辺の魔力から自ら再生していた。



「死んでいないよなー。ここは?いや白鯨!」

六花は何があったのかを思い出そうする最中倒れて

回復している白鯨を見つけた。慌てている六花に妖精が

席から起き上がって声をかけた。


「貴方と違って彼は生命が途絶える寸前(すんぜん)でした。

今は(わたくし)の力で何とか回復が進んでいますが

目覚めるまでは時間がかかるでしょ。」



「助けてくれたのかー。ありがとうなぁー。でも

一様確認しておきたいんだが、何で俺らを助ける...。

俺はとんでもない悪い人間だぞー?」白鯨の姿を見て

針を含んだように胸が苦しくなってきた六花は妖精を睨んだ。



妖精はそれに対し微笑みながら

「悪い...、つまり善悪のことですね。それなら大丈夫です

私のこの工房はこう見えて私の立場から善なる者の立ち入りだけを

許していますから。それにあなた方のおかげで私は〔怪異〕に汚されずに

すみましたから。大丈夫貴方をとてもいい人ですね。」



妖精の説明を聞いていた六花は思わず流した涙をふいて言った。

「あっ、なんでだろう――。〔怪異〕そうかそう言うことかぁ――。

なぁ名前の知らない妖精の女王様よ、さっきからすっこく嫌な感覚が

離れないんだが鷹野(タカ)あいつはまだ近くにいるのか?」



妖精は答えるのをまよったが悲しみも何もかもを乗り越えて

ようとする六花の表情を見て「ええ、たぶん正門の近くでしょうか。

でも他の誰かと対立しているようですね。全員格外(かくはず)れの怪物(かいぶつ)ですね。」


結界の出口の前に立って六花は振り向かず聞いた。

「誰かは大体わかる気がする敵ではない事を祈りたいだけだ。

あ、そうそう俺がこの泊から出たら多分もう会えないんだろうー?」



答えずらい返事をしたくなかった鳥籠(とりかご)に閉じ込めている

モルモット(聖女)は首を振って肯定こうていを知らせた。

その沈黙(ちんもく)を伴う泣き面を理解した六花は

「そうかい、それじゃー頼んだ。またなー絶対また来るから。」



「やあー誰がくたばったと?俺が思うに明日の日の出を

見れないのはてめぇだけだがー。」

淝水が反応する前に六花は迷いなく殺人鬼を踏み荒らして燃やした。



明け方に昇る太陽の光が放つ色を帯びた光に照らされる六花の姿は、

激しい嵐が吹きつける崖の上に咲いている火の模様(もよう)を抱いた花のようだった。

悟は六花に近づこうとする淝水を止めさせ聞いた。



「ウィンダー、海原六花で間違いないだな君はどうするつもりだ。」

「おりゃー狼だ孤独を望むものではないが惰誠(だせい)の社会に縛られて

生きるわけにはいかない こういう意味だよ。

もうじき夜が明けるぞ知ってんだろう?

マーリン、これまでではない世界はきっと渡来(とらい)する。」



精神論を語る六花の話に頭が痛くなっか悟は頭を手探りしながら

「そこまで。未来を除くのが許されたのがそれを確定させる

ためじゃないからそんなことはまだ可能性の一つに過ぎないんだよ。

ま、僕たちの仕事は君が殺したその殺人鬼が盗んだ物の回収と

〔白の王〕との関係を調査するだけだったが...台無しだな。」



悟と六花の平凡なようだがいつ誰が先手を打つか間を見る

神経戦はリッカの魔術のせいか地面の水分を会話が終わって

淝水が口を開けた。「私のこと覚えているよね――。」



その時顔面を空に向けたリッカはなぜか涙を流すのを

隠しているように見えた。「一瞬も忘れたことがないけど、

まだ私たちの再会の時間とは程遠いかなぁ~。」



無理やり笑う六花の笑顔が日光に乱

反射してなお切なく感じられた。。



[終]

2021年11月からpixiv小説で活動始めたナメクジと申します。 以前から小説家になろうで活動することを考えていたのですが、アトリエ環境を見直しながら併行することになりました。




完全に並行が可能に慣れるまでは時間が少しかかると思いますが、多くの方々に私が製作するコンテンツを楽しんでもらいたいと思っております。

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