従姉妹と再会⁉︎
俺は、何処にでもいる普通の高校2年生だと思う。
何故、だと思うかとゆうと、両親の実家が裕福でその実家が日本列島から少し離れている島でしかも母は、その島の町長?の妹で偉い人だった。
何故、今この話をしているかと言うと半年前に両親が亡くなってお葬式の時に叔父(母の兄)に「優、お前俺の家に来ないか?」と言われ、両親か亡くなってこれからどうすればいいか分からなくなっていたからその提案は実に嬉しくてその場で頷きながら泣くことしかできなかった。今思えば恥ずかしい…
そうだ自己紹介がまだだった。
俺の名前は、梶田優、さっきも言ったけど普通の高校生で趣味は読書とトレーニングです…1人で何してんだろ…
今1人で船に乗って叔父のいる島、『明希島』に向かっている。
「懐かしいなぁ、5歳の時以来だから12年かな?そら懐かしいだろなぁ」
ぼーーーーうーぼーーーーう
船の汽笛が鳴った。
「ようやく着いた。」
優は、伸びをしながら窓の外を見た。
これから、何度も驚くこともしらずに。
☆
「降りたらすぐそこに居るって言ってたけど、何処だろう……あっいた」
優が手をあげて振ろうとした瞬間、何かが飛んできた。
「ゔっ⁉︎」
とっさに、手を出して受け止めようとしたけどいきよいに負けて、飛んできた物?の下敷きになった。
飛んできた物?を触ると柔らかく力強く抱きしめたら折れそうなほど華奢でとにかく柔らかい。
「ひゃっ⁉︎」
ん?…ひゃっ?
優は恐る恐る飛んできた物?を見た。
「ゆ、優くんこんなとこでは、だ、だめだよ」
飛んできたのは、女の子で超美少女だった。
「ゆ、優くんがどうしてもって言うなら…」
女の子は、頬を赤く染めて上目遣いで見てきた。
いや、その前に……可愛い……じゃなくて、誰?
「?どうしたの?優くん」
女の子は、小さく首を傾けた。
可愛い……じゃなくて!
「だ、誰?」
「えっ…」
女の子は、さっきまで頬を染めていたけど一瞬で絶望した顔になった。
「ゆ、優くんだよね……覚えてない?」
「えっと…」
女の子は、少しだけ両端の髪の毛を握り、ツインテールにした。
んーー何処かで……優くん呼びで……ツインテール……中島に住んでて、俺を知ってる。
「あっ……」
「えっ、なになに、思い出してくれた?」
「えっと…結衣さん…ですか?」
「なに?…その呼びかた‼︎」
結衣?は、頬をフグみたいにぷくーと膨らました。結衣?が不機嫌そうにしていると、背後から叔父がこっちに来ていた。
「優…大丈夫か?」
「大丈夫じゃないです。」
俺は、苦笑いをしながら言った。
「優!…久しぶりに会ったのに忘れたってどうゆうこと⁉︎」
「…すいません」
今、怒っているのは、従姉妹の姉の中島結衣、俺と同級生で昔、明希島にいる時に姉の結衣と一個下で結衣の妹の中島奈々と一緒に山に登ったり、海に遊びに行ったりしていた。
「結衣、しょうがないじゃないか。なんせ12年ぐらい会ってないんだから。」
「でも、私は、忘れたことないし、大きくなっても一瞬で優くんだってわかったんだよ⁉︎」
「そりゃお前はそうだろなぁ」
叔父こと中島雄二は、ニヤニヤしながらこっちを、見てきた。
ゆうじい(雄二のあだ名)は、とにかくでかいこの前身長を、聞いたら一九〇センチあって筋肉質でアロハシャツが似合いそうな体格だけど顔は、目が優しそうで鼻も低くもなく高すぎずでイケメンだ。
「…」
結衣が頬を赤く染めてちらちらとこっちをみてきた。
「?どうした…です?」
「⁉︎もう知らない!」
結衣はまた不機嫌になり顔を背ける。
それにしても可愛いくなったなー。昔は、男の子みたいにヤンチャで、良く結衣のお母さんにおこられたっけ。髪の毛も、ツインテールしかしてなかったのに、いまは、ショウトカット?にしていて少し茶色の髪色に合っていていい。
身長も昔は、結衣の方が高かったけど、いまは女の子らしい身長で、俺が一七五だから一五五ぐらいかな?、出るとこもでて…いて…やめよう。
あんまりジロジロ見るもんじゃない。
「なぁ、結衣こんなとこだと人様に迷惑かけるから、家に帰ってからにしなさい」
「はぁーい」
結衣は、こっちを、睨みつきながら車に乗っていった、て言っても全然怖くなくてむしろ可愛いかった。