5 悲しき本心
「なあ、彩芽少し話してもいいか?。」
「え?、何突然、別にいいけど。」
よし、これで妹に言えるな、だけど流石にあの事まで言ったら俺の面目が立たん。どうか自分の都合で
悲しい嘘をつく自分を許してくれ!
「あのな、彩芽。この前指切りしたときあるだろ、そのことでさ今言うことになっちゃって悪かった。 それで何で俺が友達を作ってないかっていうと、実は俺、びっくりするほど心配性になっちゃって友達を作ったりするとその人からどう思われてるか怖くて変装して隠してたんだ。」
「、、、、、そうなんだ、ならなんで、しん兄ちゃんとはそんな関係でも大丈夫なの?。」
「橋本は友達で心配するしない以上の存在だからさ。もう、家族だと俺は思ってるけどな。」
「でも、俺は友達でも同じくらいうれしいけどなーー。」「黙ってろ、」「へーーい。」
「まあ、流石にここまで話したんだから何でなったか聞きたいよな。」「、、、うん。」
「まあ、なんでかを言うのは恥ずかしいんだかな、それでなったのかは中学3年生の時にな、俺、集団いじめを受けてそれで心配性になっちゃてな、普通に話したりは出来るんだが、友達って関係になるとどうも怖くなっちゃうんだよ。しかもそのあと3年生で受験だからあんまり友達との関係を戻せなかったし。そんなこんなで、今友達を作るのが怖いんだよ、俺。」
たとえ嘘だとしても友達恐怖性なのと友達を作りたくないのは本当、、ただ、やっぱり彩芽に言うとなると恥ずかしーーーー!
嘘と本当の入り交じった罪悪感で胸がはち切れる!。
「ふふ、」ふふ? 「アハハハーーーー!。」えぇ!?
「お兄ちゃん嘘分かりやすっ。左手が震えてるもん。」
なっ!そんなはずは、、、、、、え?
「確認したってことは、嘘ってことなんだね。」
ま、まずい!このままじゃ!彩芽に嫌われ、、、
「いっいや、これは、」「良かった。」「え?。」
「あのお兄ちゃんが私のためも入ってるかもだけど、それでも『自分のため』に嘘をついたんだ。」 「ご、ごめん。」
「いいんだよ。あの他人のことだけを考え続けて自分のことを二の次にしてきたお兄ちゃんが自分のことで動いてくれたんだもん。こんなに嬉しいことはないなっ♪。あ、でもその事実だって本当は知りたいんだからね。いつかは教えてよね、今じゃなくていいからさ。」「え?。あの、うん、あーー、、、、、。」
「やっぱりお見通しだったか。残念だったな、冷道。」
「やっぱりって、、なんで!わかってたら言ってくれなかったんだよ橋本ー!。」
「なんでって、当然一つに決まってる。」「え?。」
『人生の恩人のために決まってんだろ。』
「俺はお前に助けてもらった時から、お前が困ったことがあったなら俺が助けてやりたいと思ってたんだ。あーーー、本心言えてスッキリしたっ。」「あ!、しん兄ちゃんも同じ気持ちなんだ!。」 「やっぱり彩芽ちゃんもか。」
「なら、冷道もういいんじゃないか。怖かったら俺達がいる。少しでいいから心配性直していこうぜ。」
こいつらはずっと俺のことでここまで考えていてくれてたのか、
「、 、 、 、わかった。できるだけ直してみる。 」
「じゃあ、まず変装禁止ね。」「じゃあ俺らの関係隠すの禁止な。」「あ!、だったらさ、私の友達に紹介してもいい?。」
「なら俺の友達にも紹介しようかな、」「だったら友達のお話会にも連れ出しちゃおっかなー、」「なら、飲み会とかにでも一緒に連れてこうかな。」
「いやーまてまてまてまて、待ってくれ。流石にそんなのいっぺんには無理だ!。せめて変装禁止とか 関係公開とかならまだいいけど、、、流石にお前らの友達紹介とかはまだ無理だよ!。」
「「え?。逃がさないよ。ここまで「私」「俺」達を待たせたんだからやるからにはとことんやるから「ね!。」「な!。」
「ほ、、ほどほどにしてくれ、よ、な?。」
その後、大学で橋本先輩の近くにかっこよくて面倒見がいい先輩がいると言われ二頭神と言われたり、その人が大学で人気の彩芽の兄ということでさらに話題となり冷道が悲しいことになるのはまた先の話である。
今回は遅くてすいません。それと文字数が多くなっているので見にくかもしれませんがすみません
出来れば評価などいただければ嬉しい限りです。