3 夜の小話
「、、、てさ約束しちゃったんだよ~~」
と、とある日の飲み家で涙を流している清志がいた。
するとそこには、
「まぁまぁ、もうあやめちゃんと約束しちゃったんだからさ、
もう諦めてそこはやるしかないでしょ、」
と言う一人の男性がいた。その人とは、
「おう、橋本。やっぱりもう無理なのかな~~!」
「ならさ~、やっぱりとりあえずは俺と友達感覚で話すのでいいんじゃないのか?。」
「お前みたいな誰とでも話ができるよう陽キャ幼なじみとはじめから話したらお前の印象が下がるわ!」
「、、、、、やっぱお前のそういうところだよ、、、、」
「え?、声が小さくて聞こえなかったわ。」
「何でもないよ。ただまぁ~とりあえずは彩芽ちゃんにはには少しでもいいから真実を話してあげようぜ。そうすれば少しは安心してくれるでしょ。」
「確かに、そうかー、、。てかやっぱお前がいてくれてよかったわーー。俺からするとお前はもう家族みたいなもんだからな、やっぱ持つべき物はお前だな。お前は友達にしとくにはもったいないわ。」
「ふっ、、、持つべき物はお前だって、どの口がいってんだ。」
「あぁー?、どの口ってこの口だろ?。」
「そうじゃねーよ。酒一杯でそれって結構酒弱いなお前。 」
こんなに清志が橋本と話しているのは橋本が小さい頃からの幼なじみであり、なぜ、清志が周りと話さなくなったもうひとつの理由を知っている本当の意味での友達以上の存在なのである。
その真実とは、
「別にあの人のことを話すんじゃなくてさ、それでなっちゃったお前のその超心配性のことだけを話せばいいじゃんか。」
そう。冷道清志は今他人を気に掛けるなどを通り越した《心配性》なのである。
「無理に決まってんだろ!、そんなん教えたら今以上にあやめが心配すんだろっ、そしたら申し訳なさすぎて死ぬわ!。」
「逆じゃないのか?あやめちゃんは、お前のその生活を見てさ、バイトとか家庭環境とか以外に苦しんでるお前の苦しみを少しでもいいから和らげてあげたいんだろ、今まであんだけしてもらったから。逆に隠したらそれこそ心配すんだろ。」
「、、、、、、そうか。」
「何より、俺だってオメーを助けてーんだよ、、、。」
「ん?。なんか言ったか。」
「何でもないよ。あ、そうだ。ならさ今度の土曜お前んち家族もあわせて俺んちでご飯食べないか?。そんとき、彩芽ちゃんに話せたら話せばいいじゃんか。」
「んー。確かにそうだな。わかった、俺から家族には言っとくわ。今日はありがとな。お前はまだいんのか?。」
「あぁ、もう少し飲んでるわ。」
「わかった。それじゃあまたな。」
そして、帰り途中冷道は
「やっぱ何であいつは俺にこんなにも手助けをしてくれんのかな?。まあ、あいつは誰でも助けてくれるだろうからな。」
一方その頃、橋本は
「どうせあいつ帰ってるときに俺のことでなんか言ってんだろうなー前の話してたときの帰りみたいに。誰が俺をこうしたと思ってんだ。誰でも優しくしたり守ってたのはお前の方だろうが、、。あーーあっ、まだあいつになるのは程遠いな。は~~、あいつを助けて恩返ししてやりてえー。」
そう。橋本がこんなにも手助けをするのは家族関係など抜きにして、冷道に[[救われて今がある]]一人であり彩芽と同じように恩返しをしたい一人なのである。だとしてもこれからも橋本が悩み続けることは続くのだろう。
時間がかかりすぎてしまい申し訳ございません。
この10話位までは序章なので、ヒロインの登場や、話し合いなどが固定メンバーの状態が続くのだろうと思います。どうか気長にまっていただければと思います。そして評価などよろしくお願いいたします。