6/22
その者、八咫烏
私はあの後前者を選択しこの国の住人になった。
それからというものはギルドでの手続きや何処になんの店があるかなどを狐狼に教えて貰った。
名前は蛇帝が狐狼と話しながら決めてくれた。
生き方についてはほかの魔人に教えて貰ったその話はまた後でするとしよう。それからというものはクエストに出てお金を集め酒場で飲むというゲームのような事をしていた。そして私の最初の考えも変わっていった。
ある日の森の中
逃げ回る盗賊とそれを追いかける一人の女性
盗賊「おい、早くしろ!このままだと追いつかれ」
1人の盗賊の首が飛ぶ女性はいつの間にか盗賊の前に立っていた。
「やあやあ、盗賊さんちょっと私のお小遣いになってくれないかな?」
剣を盗賊に向けて女性はニヤリと笑う。
盗賊「クソッ!なんなんだよお前は!人間じゃねぇ!」
女性はキョトンとした顔をして少し落胆する。
「私も結構頑張ってるんだけどなぁまぁ、いいや」
「自己紹介してあげる私の名前は[八咫烏]皆からは烏って呼ばれてるわ」
「それじゃあね盗賊さんちゃんと死んでも覚えておいてね」
森の中には一人の魔人と人であった物が転がるだけであった