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その者、目前まで迫り
森の中を颯爽と駆ける者がいた。その者はとある国をめざしていた。最初は馬に乗ってはいたが魔物にやられてしまい仕方なく徒歩で向かうのであった。甲冑に身を包んでいて重いはずだがそれを気にもせずまるで獣のように颯爽と森を駆け抜ける。
???「……」
その存在に気づく一人の魔人が居た。
黒猫「何か見つけた?銀鷲さん?」
銀鷲「一人の存在を確認……まずい……」
銀鷲 女性の魔人高台にいつも居座り敵の存在を見つける監視役
銀鷲「蛇に伝えろ。もう、すぐそこまで来てる」
黒猫「ふむ、なんかやばそうなわけねおけおけじゃあ行ってくるね〜」
黒猫は塔から飛び降りそのまま蛇帝のいる城まで向かう。銀鷲はこちらへ向かってくる存在目掛けて矢を放つしかしそれはかわされた。
銀鷲「アイツは…………」