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その者、赤目の戦士なり
橋の上、血で真っ赤に染まりいくつもの死体で埋め尽くされながら蛇は氷でできた椅子に腰掛けている。
八咫烏「へぇ、そういうのも作れるんだぁ」
烏が橋の上から降って来てそのまま着地し問いかける。
蛇帝「私には氷が扱えるって知ってるでしょ?椅子でも武器でも作れるわ」
蛇帝は何かの肉を食べながら烏に言う。烏はそれを聞いて少し「ククッ」と笑いそして高く飛びまた去っていく。
蛇帝「ふふ、意外と空気が読めるのねそれともただ傍観したいだけかな?」
気づいたら目の前には騎士や戦士、弓兵、魔術師、槍兵の姿をした5人がいた。そして目の前の戦士が叫ぶ。
???「我らは中央の国より集められた英雄である!ここの魔人を倒すという名により戦をしかけに来た!」
赤目の戦士「我が名は赤目いざ、尋常に勝負を願おうか!蛇帝!」
男は叫び剣を構える。それに対し蛇帝は椅子に腰掛けたまままるで何かを狙っているかのような笑みである。
蛇帝「いらっしゃい、また泣かしてあげる」
蛇帝はそう言い戦いが始まった。




