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精霊武舞  作者: かなめ ちま
商人になろう
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今更ながらの市場調査

 「ああ、ええ考えやな。」

 「おやつが?」

 「まさか、1日中屋台を出すわけやないやろ?」

 「週3とはいえ、1日中は飽きるかなぁ・・・、わかばちゃんはどう思う?」

 「食事の時間は必要。」

 ああ、うん。そうだね。

 「そういえば、屋台の営業時間って何時から何時までだっけ?」

 「日の出から日没まで。」

 「え? 時間って決まってないの?」

 「ハル、日の出も日没も季節によってかわるから。」

 「イヤ、季節によって変わるのは知ってるけど・・・。」

 そうか、街頭が少ないから夜間営業とかはないんだ。

 「そういや、夜間営業は別料金やったな。」

 「え? 夜間営業とかあるの?」

 「ああ、町壁が閉まっても営業してる屋台あったやろ?」

 「ごめん、気にしてなかった。」

 「ハルは冒険者になりたかったから。」

 わかばちゃんが微笑みながら言う。

 「せやったら、もう少し周りの事も気にしとらんと。」

 「うん、本当にそうだね、ふわまろ。」


 3人で話しているうちに、広場に着いた。

 「どこだっけ?」

 「うーん、貰った資料によるとあそこらへん。」

 うん、広場から職人街に抜ける小道の1つだね。


 「やっぱり、広場や冒険者が良く通る道の近くが高いみたいだね。」

 僕は、商業ギルドでもらった小冊子を見ながら言う。

 「ハル、味と値段の調査は?」

 「ああ、ごめん、わかばちゃん。ご近所さんの屋台で何が売ってるか調べようか。」

 僕が言うと、わかばちゃんは嬉しそうに駆けてった。

 「まあ、曜日が違うと屋台の内容もかわるんやけどな。」

 ふわまろが、わかばちゃんの後を追いながら言った。

 あ、そうか!


 僕たちの屋台の予定地の周りで売っていたものは、『果実水』『串焼き』『お好み焼き?』『惣菜パン』『野菜』だった。

 「ん? 野菜?」

 「野菜やな。」

 「野菜だよ。」

 「何で?」

 「おちゃん、この野菜はどうやって食べるの?」

 ふわまろも、わからなかったのか屋台のおじさんに聞いている。

 「おう、この野菜の食べ方はな。洗ってかじる!」

 まんまやん。

 「まあ、昔の迷い人が肉だけじゃなく、野菜も食わんと体に悪いちゅうてな、ほんで屋台で売り出したら、よー売れるもんで長くここで売っとるんやわ。人間体が資本やしな。」

 「へー、おちゃんは毎日ここで商いしとるん?」

 「ああ、雨の日以外はおるで。」

 「今度の風曜日から、俺たちあそこで屋台始めるんや。ご近所さんやな。」

 「ほう、何を売るんじゃ?」

 「ベリージャムとホットジンジャー。」

 「ジャムはわかるんが、『ホットジンジャー』とは、何ぞや。」

 「体が暖まる飲み物や。」

 「ほう、ほな、開店したらこうたるわ。」

 「毎度ありぃ~。」


 うーん、ふわまろって商人の才能あるかも。

 わかばちゃんは・・・・・、買ってきたもの無言で食べてるね。

遅くなりました。

明日は更新できそうもありません。

ごめんなさい。

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