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精霊武舞  作者: かなめ ちま
商人になろう
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商業ギルド

 本日2度目のお風呂を堪能した僕は、ベッドに転がっている、わかばちゃんとふわまろに聞いた。

 「明日のご予定は?」


 「森かなぁ・・・。」 

 「私は、商業ギルドへ行きたい。」


 「え? わかばちゃん、商業ギルドへ行きたいの?」

 「そう、冒険者ギルドと違ってランクに年齢制限がないから。お金儲けが楽。」

 「ああ、チビやから、後数年はHランクのままやしな。」


 ああ、確かそんな事が小冊子に書いてあったね。

 はっきり言って、わかばちゃん、僕より強いのに。


 「まあ、旅もしたいし。お金は必要だよね。」

 『精霊の祠』以外のダンジョンも行きたいし。

 わかばちゃんは、きっと大丈夫。だって、ベリーを使ったジャムやお菓子はとびっきり美味しいもの。

 何を売るのかわからないけど、きっと人気がでて稼げるはず。

 あれ? ふわまろは、普通に冒険者ギルドで依頼を受ければ稼げるよね?

 もしかして、一番稼げないのって僕じゃない・・・。


 「何を売る予定なん?」

 「最初は、ジャムの瓶詰。あとは、屋台で焼き菓子。」

 「わかばちゃんの、ジャムやクッキー美味しいもんね。」

 「せやったら、明日は商業ギルドへ行って、あとは成り行きやな。」


 僕は、もう眠くて限界。

 「おやすみ、わかばちゃん。おやすみ、ふわまろ。」

 「おやすみなさい、ハル。」

 「おう、おやすみ。」


 ・・・。あれ? ふわまろお風呂って入った? また、生活魔法かな? 火属性だから水が怖いとか?




 次の日の朝は、わかばちゃんの門出を祝うかのように、快晴だった。


 「商業ギルドの登録は1人にするんか?」

 朝食を食べながら、ふわまろが、わかばちゃんに聞いた。 

 「その予定。」

 「商品の卸なんかやと、問題ないけど、屋台やと許可は下りへんやろうな。」

 「え? どうして?」

 「屋台も1人で出来る。」

 今日のミルクは美味しい。牛乳じゃないみたいだけど。え? 何のミルクかは聞かないよ。美味しいから、飲めなくなるとやだもん。


 「ほな、ハルは3歳児が作っとる食いもん、金出して買うか?」

 「あー、わかばちゃんの事知らなければ、買わないかも。」

 「人族って面どくさい。」


 僕たちは、朝食を食べた後、ちょっと部屋で休憩して商業ギルドへ向かう。

 驚いたことに、冒険者ギルドの裏手にあった。

 本当に、今迄全然気づかなかった。


 冒険者ギルドと違い、玄関の扉はあった。

 横を見ると、馬車置き場があった。

 丁度、冒険者ギルドの横の酒場の裏手だな。なんて思いながら扉をくぐった。

 「いらっしゃいませ~。」


 朝早いのに、やっぱり混んでいる。

 でも、なんか冒険者ギルドよりすっきりしているような・・・。

 ああ、体型がすっきりしてるんだ。

 僕たちは受付に、『新規・再発行登録』と書かれた列に並ぶ。

 最初は、わかばちゃんに話をさせて、難色を示したところで、ふわまろの出番。

 僕は、わかばちゃんがキレかけたら、気をそらす係りだ。


 「いらっしゃいませ。本日は、登録もしくは、ギルドカード再発行ですか?」

 「はい、新規登録でお願いします。」

 「商業ギルドでは、どのような活動予定でしょうか?」

 「ジャムの瓶詰の販売と、屋台で焼き菓子の販売をしたいです。」

 「食品の販売には、成人した代表者が必要ですが・・・。」

 ショックを受け、呆然とするわかばちゃん。

 そこでようやく、ふわまろが動いた。


 「パーティで登録は可能ですか?」

 おお、真面目っ子ふわまろ登場!


 「はい、可能です。」

 「では、『漆黒の爆炎』でお願いします。」

 僕たちは、認証タグを出した。


 「『漆黒の爆炎』には、お二人の登録しかございませんが・・・。」


 僕とふわまろは顔を見つめ合った。

 「昨日の登録時、わかばちゃんは宿でお風呂に入ってた・・・。」

 「マジか・・・。」


 パーティ登録時、僕とふわまろしか居なかったことを思い出した僕達だった。 


 登録料を払い、『商人ギルドの手引き』という小冊子を貰った。

 登録は仮登録。

 1週間以内に許可局でメンバー変更手続きをした後、商業ギルドへ来ることで正式に登録してもらえるらしい。

 二度手間だけど、パーティ名を決める時に受付のお姉さんに『全員の認証タグと本人』が必要って言われていたのを忘れていた僕たちが悪い。


 ちなみに、特許局は冒険者ギルド内に間借りしていたので、結構簡単に変更が出来た。

 わかばちゃんが、まだショックを受けていたので、屋台で食べ物を買って森へ行くことにした。

ごめんなさい、花粉症の薬を飲んで眠ってしまっていました。

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